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溜田剛士がKO勝ち、タイトル挑戦アピール

2016年2月29日 20時42分

 29日夜後楽園ホールの「スヴェンソン・エキサイトボクシング」、メインのフェザー級8回戦は、日本同級12位の溜田剛士(ヨネクラ)がタイS・バンタム級1位ノーンディア・ソーバンカル(タイ)から計4度のダウンをマーク。結果は2回2分19秒TKO勝ちだったが、相手のカウンターで自らもダウンを喫するなどスリリングな内容だった。

4度倒して勝利の溜田、自らもダウンしたのは反省点

 7ヵ月ぶりの登場の溜田は初回早くもダウンを奪い、早期決着を予想させた。ところが2回にノーンディアを効かせた溜田は攻めにはやったところに右カウンターを食らい、ヒザをつくダウン。それでも持ち前の攻撃力を前面に出し、右の打ち下ろしなどでダウンを2度奪い返す。ここも立って拍手を浴びたノーンディアだが、最後は溜田の右ボディー連発で3度目のダウン。主審がストップをかけた。

 ノーンディアの左フック、右ストレートをタイミングよく食らうなど危なっかしいところもあり、試合後の溜田は「すみません。もっと練習します」と精進を誓っていた。「今回の課題をしっかりと直してタイトル戦ができれば」と語っていた。溜田は13勝11KO1敗2分。

◇S・フェザー級8回戦
渡邉卓也(青木)[TKO6回1分7秒]今井勝典(ワタナベ)
 元WBCユース王者で現日本フェザー級5位の渡邉は、左ジャブから相手を崩していくいつものボクシング。今井は左フック、右のアッパーで応戦するが、ガードしつつしっかりと返す渡邉が一枚上。左ジャブにキレと威力を感じさせる渡邉は5回に右ストレートをクリーンヒット。この回パンチで今井の左目上を切り裂くと、続く6回に今井の傷が続行不可能と判断され、渡邉の負傷TKO勝ちとなった。渡邉は28勝13KO6敗1分。今井は5勝7敗3分。

1年ぶりの試合で圧勝した松本

◇80.0キロ契約8回戦
松本晋太郎(ヨネクラ)[KO3回2分30秒]クンドン・チャイヨンジム(タイ)
 元日本S・ミドル級1位の松本が約1年ぶりのリング。クンドンのぶよぶよとした腹を狙ってプレスをかけたが、フィニッシュとなったのは顔面への右フック。踏み込んで放った一撃でクンドンを倒し、そのまま10カウント。松本は12勝9KO4敗。

◇L・フライ級8回戦
木村翔(青木)[TKO3回2分21秒]寺次孝有希(M工藤)
 OPBF10位にランクされる木村が左ジャブ、右ストレートで終始優勢だった。特にワンツーのタイミングで繰り出す右ストレートをビシビシと決め、寺次を追い込んでいく。大分から東上した寺次も最後まで懸命に手を返したが、迎えた3回に木村の右打ち下ろしでジ・エンド。寺次がダウンすると同時に主審が試合終了を宣した。木村は10勝4KO1敗2分。寺次は6勝3KO10敗1分。

◇フェザー級8回戦
草野慎悟(ヨネクラ)[判定3-0(78-73、79-72、80-72)]デンヤーソー・シットクルーマック(タイ)
 草野は2013年の東日本フェザー級新人王。サウスポースタイルから踏み込んでデンヤーソーに迫るが、序盤は迎撃態勢の相手の右を浴びる場面も。徐々にデンヤーソーにレスリング行為が目立ち始め、6回はラビットパンチで減点1。それでも草野は最後までデンヤーソーを攻め落とすことはできず、判定勝ちにとどまった。

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