2016年3月11日金曜日

西田光が柴田明雄に3回KO勝ち、ミドル級新王者

 OPBF・日本ミドル級タイトルマッチが11日、後楽園ホールで行われ、王者の柴田明雄(ワタナベ)がOPBF4位、日本1位の西田光(川崎新田)に3回1分28秒KO負け。西田は2度の挑戦でタイトルを獲得した。柴田はOPBF王座6度目、日本王座5度目の防衛に失敗した。

 柴田が足を使いながらリードでうまく距離を取る予想通りの立ち上がり。しかし、西田のプレスで距離が詰まるまでに時間はかからなかった。あまり足を使わない柴田に対し、西田が2回、接近戦で左フックを放つと、柴田が尻からダウン。立ち上がった柴田に、西田が連打を見舞うと、柴田は再びダウン。ここから約1分、西田の猛攻に辛うじて耐えた柴田は辛うじてゴングに救われた。

 コーナー下から内山高志のアドバイスも受けた柴田だったが、ダメージは深刻だった。3回、西田のパンチを食らい、たちまちピンチに陥ると、ここから打ち合いに出たが、西田の左フックを浴びて大の字。10カウントで立ち上がれなかった。「終盤まで苦しむ試合を予想していた。信じられない」と語った西田は15勝7KO7敗1分。2013年の村田諒太(帝拳)戦以来の敗北となった柴田は27勝13KO9敗1分。

 メインイベントの前には、元日本フェザー級王者、梅津宏治(ワタナベ)の引退式が行われた。梅津は2006年に渡辺一久を下してタイトルを獲得。初防衛戦でのちの世界王者、粟生隆寛(帝拳)に敗れ王座から陥落した。その後、4度タイトルに挑戦したが、王座返り咲きはならなかった。

 梅津は「支えてくれたすべての方々に感謝します。一度も倒れることなくボクサー人生を終えたことは誇りです」とファンにあいさつした。ラストファイトは15年10月。生涯戦績は42戦22勝10KO17敗3分。

◇ミドル級6回戦
胡朋宏(横浜光)[TKO2回1分57秒]甲斐斗志広(宮崎ワールド)
 日本ミドル級2位の胡が日本S・ウェルター級10位のサウスポー甲斐を迎えた。胡は2回にエンジンをふかし、長身の甲斐をコーナーに追い込んでラッシュ。左フックが決まると甲斐が前のめりに崩れ、主審がノーカウントで試合をストップした。タイトル挑戦をアピールした胡は15勝15KO4敗。甲斐は5勝1敗8敗2分。

◇ライト級8回戦
金子大樹(横浜光)[TKO4回1分56秒]相馬一哉(一力)
 昨年ジョムトーンと仲村正男(渥美)に連敗した元日本Sフェザー級王者の金子が7ヵ月ぶりのリング。初回から相馬にバシバシと右を決め、ワンサイドの展開にするが、タフな相馬は3回に右を決め返すなど勝負をあきらめない。しかし4回、打たれ続ける相馬を見た主審が試合を止めた。「世界チャンピオンになります」とリング上からアピールした金子は22勝15KO5敗3分。まだ続けたかった相馬はランカー相手に4連敗で7勝6KO9敗2分。

◇ライト級8回戦
アクセル住吉(関門JAPAN)[TKO3回2分28秒]柳達也(伴流)
 昨年12月に下関で三者三様でドローに終わった両者の再戦。プレスをかけるOPBFライト級11位の住吉に対し、元日本ランカーの柳がカウンターで応じる展開。2回に柳のボディ打ちが決まり、住吉が防戦一方に。3回も柳が左フックを決めて勝利は目前と思われたが、住吉の左フックが決まると柳がグニャグニャになってダウン。立ち上がった柳を住吉がさらに2度倒し、主審が試合を止めた。住吉は6勝2KO4敗2分。柳は11勝4KO4敗1分。

◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[3-0(77-76、77-75、78-75)]角本達治(ワタナベ)
 OPBFフライ級13位の角本に対し、望月が初回から積極的に仕掛けた。両者ともに好戦的で、試合は近距離での打ち合いが続いた。望月はボディ攻撃を軸に角本を押し込み、角本も連打と右を当てて、互いに譲らず試合は判定に。より前に出た望月に軍配が上がった。望月は9勝5KO1敗。角本は7勝2KO7敗。