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メンドサ・シニアWBA前会長が死去

2016年3月12日 12時03分

 もっとも歴史が古い統括団体WBA(世界ボクシング協会)のトップを30年以上務めたヒルベルト・メンドサ氏=写真=が現地時間の11日午後6時35分、ベネズエラのカラカスで亡くなった。72歳だった。死因は骨がん、あるいは肺がんと伝えられる。最近、数ヵ月、病状が悪化していた。

 メンドサ氏はベネズエラのバルキシメト出身。1982年の会長選挙でロバート・リー氏を破り会長に就任。以後33年に渡りWBA会長を務めた。敗れたリー氏がIBF(国際ボクシング連盟)を設立したのは有名な話。WBAはメンドサ氏とともに中南米主導の団体となり、毎年恒例の「KOドラッグ」イベントなどを開催している。

 メンドサ氏は以前本部があったベネズエラ・マラカイに大規模な製糖工場を持ち、徐々に実務は子息のヒルベルト・ヘスス・メンドサ氏(通称メンドサ・ジュニア)に移行していたが、会長職は継続。近年は暫定、スーパーなどチャンピオンを乱立し、混乱を招き老舗団体の権威が低下気味だった。昨年12月、現在本部を置くパナマでの年次総会で、メンドサ・ジュニア氏に会長の座を譲った。

 メンドサ・ジュニア氏は「いい父でした。個人的にも仕事の面でも素晴らしい教授でした。KOドラッグ興行を設立し、ボクシングとボクサーに対して人間味のある人でした。もちろんWBAは今後、彼の遺産を継いで運営していかなければならないと決意しています」とメディアに発信している。

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