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粉川拓也がV2、黒田雅之に大差判定勝ち

2016年3月18日 21時15分

 18日後楽園ホール「DANGAN157」のメインイベント、日本フライ級タイトルマッチは、王者の粉川拓也(宮田)が指名挑戦者1位の黒田雅之(川崎新田)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。元日本L・フライ級王者の黒田は2度目の2階級制覇挑戦失敗。スコアは97-93、98-92×2。

粉川(左)はスピードとテクニックで黒田を上回った

 ともに世界挑戦経験のある2人の対決は、スピードで勝る王者の粉川がテンポの速さと手数で襲い掛かり、黒田が後手に回るスタート。体格で上回る黒田はジャブを徐々にヒットさせ、3回には左フックの相打ちで王者にダメージを与えたが、チャンピオンは主導権を明け渡さない。5回を終わっての採点は、ジャッジ2人が49-46で粉川、もう一人は48-47で黒田を支持した。

 粉川は後半に入ると、前半よりはやや手数を減らしながらも、足を使いながら右ストレートや左フックを随所で決めて試合を優勢に進めた。黒田は右ストレート、左フックを狙っていくが、素早く動く粉川をとらえきれない。終盤、粉川は右ストレートやアッパーを決めて黒田を突き放し、最終回はKOを狙って攻めてくる黒田と打ち合って締めた。

 WBA13位、IBF9位につけ、暫定王座を含めると3度目の世界挑戦を狙う粉川は26勝13KO4敗。「そろそろ世界にいきたいけど、まだまだ解題もある」と試合後にコメントした。2度目の日本フライ級王座挑戦が失敗に終わった黒田は24勝14KO7敗3分。

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