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安藤麻里がサモラにTKO負け、WBC女子L・フライ級

2016年3月20日 18時14分

 メキシコシティ近郊メテペックで19日(日本時間20日)行われたWBC女子L・フライ級タイトルマッチは、王者イベス“ラ・ロカ”サモラ(メキシコ)が指名挑戦者の安藤麻里(フュチュール)に6回52秒TKO勝ち。日本で柴田直子との王座決定戦で獲得したタイトルの6度目の防衛を果たした。

海外で世界奪取ならずの安藤(右)

 開始ゴングが鳴ったのは午前0時過ぎ。日付は20日になっていた。初回、安藤は右をクリーンヒットするなど優勢。しかし地元ファンの声援を背に受けるサモラは2回からスパート。ボディー打ちから重厚な連打でペースを引きつける。メキシコでは女子パウンド・フォー・パウンド最強の声も聞かれるサモラは3回から挑戦者をロープへ詰めて乱打。それでも前進を繰り返す安藤だったが、サモラは5回、回転の早い連打でボディーを集中砲火。ロープを背にした安藤は防戦一方に追い込まれる。気丈に6回開始ゴングに応じた安藤だったが、サモラの連打に晒され、セコンドのタオル投入とほぼ同時にレフェリーがストップをかけた。

 同じリングのWBCミニマム級挑戦者決定戦はWBC1位サウル“ベビー”フアレス(メキシコ)が同国の元王者オスバルド・ノボアに3-0判定勝利。スコアは97-92、99-91×2でフアレス。両者の対戦成績を2勝1分とするとともに王者ワンヒン・ミナヨーティン(タイ)への挑戦権をゲットした。Photo/Pepe Rodriguez

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