2016年3月22日火曜日

豪初のヘビー級王者ブラウン、薬物検査で陽性反応

 オーストラリア初の世界ヘビー級王者、ルーカス・ブラウン(写真)がタイトルはく奪の危機─。3月5日にルスラン・チャガエフ(カザフスタン)からWBA世界ヘビー級レギュラー王座を獲得したブラウンが薬物検査で陽性反応が出たと、海外メディアが一斉に報じている。違反が確定すれば、チャガエフとの試合はノーコンテストとなり、ブラウンの王座がはく奪される可能性が出てきた。

 ブラウンは3月5日、ロシアのグロズヌイでチャガエフに挑戦し、序盤にダウンを奪われてその後も苦しい展開を強いられながら、10回に大逆転ノックアウト勝ち。オーストラリアに初のヘビー級ベルトをもたらした。

 ESPNによると、試合後の尿検査で違反薬物のクレンブテロールが検出されたとのこと。検査を行ったラスベガスに拠点を置くボランティア・アンチドーピング協会は「ブラウンはBサンプルの分析を要請する権利がある(Aサンプルで陽性反応が出た)」としている。

 ブラウンは自身のツイッターで「このニュースが理解できない。法的なアドバイスを探している…」と困惑した様子。現時点で検査結果がクロで確定するとは言い切れないが…。昨年のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)王座陥落以来すっかり騒がしくなったヘビー級戦線が落ち着く気配はない。