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あす細野悟vs福原力也Ⅲ、井上浩樹プロ2戦目

2016年3月27日 21時20分

 あす28日に後楽園ホールでゴングとなる「第57回フェニックスバトル」の前日計量が27日、東京・水道橋の日本ボクシングコミッションで行われ、第37回チャンピオンカーニバル、日本フェザー級タイトルマッチに出場する王者の細野悟(大橋)と指名挑戦者の福原力也(ワタナベ)が、ともにリミットの57.1キロでパスした。

王者細野(左)と挑戦者福原、3度目の対戦だ

 両者はこれが実に3度目の対戦となる。2012年10月のノンタイトル10回戦では細野が7回TKO勝ち。ちょうど1年前のチャンピオンカーニバルで細野の王座に福原が挑む形となったが、判定で細野が返り討ちしている。

 今回が2度目の日本タイトルのV6戦となる細野は現在、WBA2位を筆頭に世界4団体でランキング入りしている。見据えているのはあくまで4度目の世界挑戦。昨年末には有明コロシアムで下田昭文(帝拳)との大一番に競り勝ったが、インパクトを与えるには至らず。連勝している福原相手に「(判定に終わった前回対戦が)いい内容ではなかったので、もっとプレッシャーをかけて、スッキリ倒して勝つ。3回目だし、実力差を見せつけて、しっかりアピールしたい」と宣言した。

 佐久間史朗トレーナーによれば、細野は大橋秀行会長の指令で後輩の原隆二と白井・具志堅ジムの野木丈司トレーナーのもとで通称“地獄の階段トレーニング”を敢行。徹底的に走り込んできたそうで「やることはやってきたし、ここから2戦続けてガッツリ倒せば、世界も見えてくると細野には言っている」と愛弟子の奮起に期待していた。

 元日本S・バンタム級王者の福原は06年6月に王座を失って以来、東洋太平洋王座を含め、これが4度目となる王座返り咲きのチャンス。「日本タイトルも大きいが、細野選手の強さはリスペクトに値するし、自分が苦手にしてきたタイプ。それを打破することができれば、自分の人生が変わる。ボクシングだけではなく、自分の人生という大きな枠の中で明日を捉えている。勝つだけの練習はしてきたつもり。明日に集中するだけ」と背水の37歳のベテランは固い決意を語った。

 あすのセミは元日本S・フェザー級王者の岡田誠一(大橋)が日本ライト級9位のスパイス松下(セレス)と1年ぶりの再起戦に臨む。またセミの前には井上尚弥&拓真兄弟のいとこで、元アマチュア国体王者の井上浩樹(大橋)のプロ転向2戦目も行われ、サルトン・シットプラカイファー(タイ)とS・ライト級6回戦を戦う。

デビュー2戦目に臨む井上浩樹(左)

 昨年末の有明コロシアムで初回KO勝ちしたプロデビュー戦を、映像で何度も見返したという井上は「動きが硬かったし、勝負を急いでしまった。もっと余裕を持って、プロのリングを楽しみたい」とコメント。今回は井上兄弟とともに熱海で走り込むなど、下半身強化に取り組んできたそうで「強いパンチを打ち込んでも、どれだけ下半身がブレないか。成果を見るのが楽しみ」と調整に手応えを感じている様子だった。

 第1試合はあす18時にゴング。試合の模様は地上波フジテレビ系列で4月1日深夜26時15分から録画放送される。

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