2016年4月9日土曜日

トロヤノフスキーV1、小原佳太の標的決まる

 IBF世界S・ライト級タイトルマッチが8日(日本時間9日未明)ロシアのモスクワで行われ、王者エドゥアルト・トロヤノフスキー(ロシア)が前王者で同級6位セサール・クエンカ(アルゼンチン)を7回2分14秒TKOで返り討ち。初防衛に成功した。

 両者は昨年11月に対戦し、トロヤノフスキーが6回TKO勝ちでクエンカからタイトルを奪った。しかし、最後はクエンカと主審のコミュニケーションがうまく取れず、クエンカ陣営がストップの裁定に猛抗議するという後味の悪い幕切れ。これを受けてのダイレクトリマッチだった。

 試合は地元の声援を受けるトロヤノフスキーがプレスをかけ、サウスポーのクエンカがジャブを突きながらアウトボクシングで応じる展開。トロヤノフスキーの圧力が効き始めた4回、王者の左アッパーで挑戦者がキャンバスに沈んだ。6回には再び左で2度目のダウン。その後、クエンカは何度かマウスピースを吐き出すなど戦意喪失気味で、最後は主審が棄権の意思を確認し、TKOを宣告した。

 因縁の再戦に勝利のトロヤノフスキーは24勝21KO無敗。前回の対戦でキャリア初黒星を喫したクエンカは連敗で48勝2KO2敗2無効試合となった。

 この階級は同級3位の小原佳太(三迫=写真)が指名挑戦権を獲得しており、順当にいけばトロヤノフスキーは次戦で小原との防衛戦を行うことになる。小原は昨年11月、ワルテル・カスティーリョ(コロンビア)との挑戦者決定戦でドロー。IBFが再選を指令したが、カスティーリョがこれを辞退し、その後IBFが小原の指名挑戦者に認定した。