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柴田明雄が引退を表明、前OPBF・日本ミドル級王者

2016年4月12日 12時52分

 前OPBF・日本ミドル級チャンピオンの柴田明雄(34歳=ワタナベ、写真)が引退を表明した。柴田は3月11日、西田光(川崎新田)に3回TKOで敗れ、王座から陥落していた。

 中学時代にバスケットボールで全国大会3位入賞の実績を持つ柴田は2003年にプロデビュー。重量級らしからぬフットワークを武器に頭角を現し、09年に野中悠樹(井岡弘樹)に勝利してOPBF・日本S・ウェルター級王座を獲得。初防衛戦で王座を失ったが、12年に日本S・ウェルター級、13年にはOPBFミドル級タイトルを奪取した。同年8月にロンドン五輪金メダリスト、村田諒太(帝拳)のデビュー戦の相手に抜擢され、これには2回TKOで敗れた。

 村田戦以降「次に負けたら終わり」と決意してリングに上がり続けた柴田は、翌年に中川大資(帝拳)から日本ミドル級王座を吸収し、OPBF王座を5度、日本王座を4度防衛した。防衛を重ねて世界ランキング入りも果たしたが、西田に敗れて力尽きた。生涯戦績は27勝13KO9敗1分。

 柴田は「ここ数年は負けたら終わりと思ってボクシングをしていた。未練はない。こんなに長く現役をやれるとは思っていなかった。支えてくれたすべての人に感謝したい」と話している。

 引退式の話はあるそうだが、日程は決まっていない。今後は保育士とスポーツジムのインストラクターを務めながら第2の人生を模索していくという。

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