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亀海喜寛vsソト・カラス、両者譲らずドロー

2016年4月16日 13時14分

 米ロサンゼルスのベラスコ・シアターのリングに15日(日本時間16日)、元日本S・ライト級、OPBFウェルター級王者の亀海喜寛(帝拳=写真)が登場。S・ウェルター級10回戦で、世界挑戦経験のあるヘスス・ソト・カラス(メキシコ=米)と対戦し、三者三様のドローに終わった。 

激戦を終えた亀海=写真提供:帝拳ジム

 ファンの期待通り両者はスタートからハイペースの打ち合いに身を投じ白熱。2回、亀海は偶然のバッティングで右目をカット。このラウンドは出血に悩まされたが、カットマンのルディ・エルナンデスの好処置で大事には至らなかった。3回終了直前、右を浴びた亀海だったが、ボディ打ちを連発してプレスを強める。一方デボン・アレキサンダー戦(判定負け)以来約2年ぶりの試合となったソト・カラスは手数で亀海に対抗。時折いい右を決め、試合は白熱した接戦となった。

 亀海は後半に入ると、さらにプレスを強めてソト・カラスに迫った。ボディ攻めも効いてきたのか、7回あたりからソト・カラスの動きが落ち、9回には低打のクレームをつけたメキシカンをロープに押し込んで乱打。10回に執拗に手を出し続け、勝利を引きこんだようにも見えた。

 だが公式スコアはラウル・カイースJrが97-93で亀海を支持したが、ザック・ヤングは96-94でソト・カラス。もう一人のジャッジ、エディ・エルナンデスは95-95。惜しくもドローとなった。ちなみに試合を中継したテレビの採点は96-95と1点差ながら亀海優勢だった。

激戦を演じる亀海とソト・カラス=写真:GBP

 亀海は試合後「日本が災害で大変な時ですがこの試合を楽しみにしてくれている方もいるかもしれない、そうした方々に喜んでもらえるような結果をと思い戦いましたが良い結果が出せずとても残念です。アメリカでの試合はなかなか良い結果が出せませんが、良い結果が出る日を信じてまた頑張ります」とコメント。日本時間17日夜に帰国する予定。=写真提供・帝拳ジム=

 セミに登場したL・ベビー級ランカー、ヤチェスラフ・シャブランスキー(ウクライナ)はベテランのデリック・フィンドリー(米)に3回終了TKO勝ちを飾った。

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