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八重樫東が打撃戦対策、塩抜き雑炊で腫れ防止

2016年5月5日 15時18分

  有明コロシアムで8日ゴングとなるダブル世界タイトルマッチの予備検診が5日、都内のホテルグランドパレスで行われ、WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥とIBF世界L・フライ級王者の八重樫東(ともに大橋)と、2人のメキシコ人挑戦者が出席した。

「覚悟はしている」八重樫(右)と挑戦者テクアペトラ

 昨年暮れに3階級制覇に成功した八重樫は「調整は順調」と心配される減量に関してノープロブレムを強調した。3日に行われた挑戦者マルティン・テクアペトラの公開練習を大橋秀行会長と松本好二トレーナーが視察。報告を受けた八重樫は「手数が多く、スタミナもありそうだと聞いた。厳しい試合になると覚悟した」と話した。

 大橋会長は打撃戦を想定し、過去に何度も顔を大きく腫らした八重樫の“顔の腫れ対策”として、塩分を必要最小限に控えさせる方針。この日は計量後の食事を塩抜き雑炊にすることも明かした。

 一方のテクアペトラは「八重樫はリングの上ではアグレッシブだが、リングの下ではカリスマ性がある」と八重樫の第一印象を口にした。検診で目だったのは1分あたりの脈拍が38と40を下回っていたこと。挑戦者陣営のホルヘ・バレラ氏は「4000メートルの高地トレーニングの成果だ。試合のときに助けになるだろう」と胸を張った。

    八重樫  テクアペトラ
身長  160.8cm 162.5cm
首周り 37.0cm  35.5cm
胸囲  89.0cm  91.0cm
リーチ 165.0cm 168.0cm

検診を受ける井上(奥)とカルモナ

 WBOタイトル2度目の防衛となる井上は「減量はうまくいっている」との言葉通り、見るからにコンディションが良さそうだ。筋トレとバッグ打ちで、胸囲が昨年暮れの87.3センチから91センチにアップしたチャンピオンは「うまさと強さ、両方をアピールしたい」と意気込みを述べた。

 挑戦者のダビド・カルモナは「メキシコシティをたつときに体重を落としているので、いまは食べながら動いてキープするだけだ。日曜日はコンディションのいい方が勝つことになるだろう」と静かに闘志を燃やした。

    井上   カルモナ
身長  163.7cm 162.7cm
首周り 35.5cm  39.0cm
胸囲  91.0cm  93.0cm
リーチ 173.0cm 168.0cm

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