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八重樫東「内山先輩に感じてもらえる試合を」

2016年5月6日 16時12分

  有明コロシアムで8日に開催される「ボクシングフェス5.8ダブル世界タイトルマッチ」の記者会見が6日、都内のホテルグランドパレスで行われ、WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥、IBF世界L・フライ級王者の八重樫東(ともに大橋)ら出場4選手が出席した。

八重樫(左)は既にリミットまで落とした

 会見の冒頭でプロモーターの大橋秀行会長が「最近取材を受けていた思うのが、内山選手が負けて日本のボクシング界が暗くなっているということ。2人には以前の明るさがまた戻ってくるような、ワクワクした試合をしてほしいと思う」とあいさつした。

 WBA世界S・フェザー級スーパー王者だった内山高志(ワタナベ)は先月27日のV12戦で、まさかの2回KO負けを喫して王座陥落。拓大で内山の後輩にあたる八重樫も大いにショックを受けた。大橋会長の発言を受けて八重樫は「内山先輩に仮に試合を見てもらえるとするなら、内山先輩が刺激を受けるような試合ができればいい。後輩として先輩に見せられるものが何かあると思う。どんな感情でもいいので感じてほしい。拓大魂を見せようかと思います」と胸の内を語った。

 肝心の調整は順調に進んでいるようで、心配される減量も、試合2日前にして既にリミットに到達しているとのこと。万事に抜かりがない上に、挑戦者10位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)が世界初挑戦ということで、チャンピオンの有利を予想する声も多いが、八重樫は「決め打ちはしない。常に流動的にものごとをとらえないといけない」と細心の注意を払い試合を迎える決意だ。

 一方のテクアペトラはこの日もリラックスした様子。会見では「八重樫は素晴らしいチャンピオン」と王者を持ち上げながら「勝たなければ私のファミリーが家に入れてくれない」と冗談を交えて宣戦布告した。

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