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カネロ「160ポンドで戦う」ゴロフキン戦強く希望

2016年5月9日 15時36分

 7日(日本時間8日)米ラスベガスでアミール・カーン(英)を6回KOで下し、WBC世界ミドル級王座の初防衛に成功したサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真左)が試合後のインタビューに対し、無敗のWBA&IBF同級王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン=写真右)戦を強く希望した。

 ゴロフキンはWBC暫定ベルトも保持し、WBCは昨年、カネロに対してゴロフキンとの指名戦をするように指令。両陣営は交渉に入ったものの条件面で決裂し、カネロはカーン戦、ゴロフキンは4月にドミニク・ウェイド(米)戦を行うことをWBCが許可した。

 これをカネロがゴロフキンから逃げている、と受け取るファンも多く、カネロは試合後、ゴロフキンをリングに上げて「私はゴロフキンと戦う。彼と戦えるだけでなく、彼を打ちのめすことができるのだから幸せだ」とまくし立てた。前回の交渉が決裂したのはカネロがミドル級王者でありながら、155ポンドのキャッチウエートにこだわるからだ、とも伝えられていたが「ウエートは何ら問題ない。私は彼と(ミドル級リミットの)160ポンドで戦う」と言い切った。

 ESPNによると、カネロをプロモートするゴールデンボーイプロモーションのオスカー・デラホーヤCEOは、アメリカンフットボール、ダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズ氏をカーン戦に招待。デラホーヤ氏は、同チームの本拠地である8万人収容のAT&Tスタジアムでカネロの試合を開催する意向を明かしており、その一発目にゴロフキン戦を持ってくるというプランがささやかれている。

 話は一気に進んでいるようにも見えるが、ファンの待ち望むビッグマッチは簡単に実現しないのがこの世界の常識。デラホーヤ氏は「カネロはスーパースターだ。これはポーカーのようなもので、私はエースを4枚持っているが、彼らの手持ちはおそらくツーペアだろう」とあくまで主導権を握っているのは自分たちだと強調。タフな交渉はこらからで、今秋に両者の対戦が実現するかは依然として不透明だ。

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