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八重樫東が左肩負傷、井上尚弥の拳は1ヵ月程度か

2016年5月9日 16時03分

 WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥とIBF世界L・フライ級王者の八重樫東が9日、所属する横浜市内の大橋ジムで記者会見を開き、8日に有明コロシアムで行われた防衛戦について語った。井上は試合中に両拳を、八重樫は試合前に左肩を痛めての試合だった事実を明かした。

激戦から一夜明けて記者会見した井上(左)と八重樫

 八重樫は試合の3週間ほどまえに左肩関節の筋肉を損傷。左はフックとアッパーが打てない状態となり、スパーリングをせず、サンドバッグも打たず、ミット打ちだけで最終調整をして、試合には麻酔を打って臨んだという。

 世界初挑戦の同級11位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)に2-1判定勝ちで初防衛に成功した八重樫は「けがはつきものなのでしょうがない。左の感覚はやっぱりずれていたかもしれないけど、それは自分が招いたたこと。前にも右肩に麻酔を打って試合をしたことがあるので(ポーンサワン戦)そこまで不安感はなかった」と説明。アクシデントを乗り越えての勝利に「生き残ったのが救い。反省点だらかで、いろいろな点を見直していきたい」と安堵の表情を浮かべた。

 一方、指名挑戦者ダビド・カルモナ(メキシコ)に大差判定勝ちした井上は、試合直後にも明かした通り、試合中に左右の拳を痛め、一夜明けたこの日も両拳が赤く腫れていた。これから病院に行って診察を受けるそうだが、「たぶん1ヵ月くらいで練習ができるようになると思う」と自己診断。珍しく顔にあざも作ったチャンピオンは「リードしながら無駄なパンチをもらったところが課題。今後に生きるいいキャリアにはなったと思う」と試合を振り返った。今後については「今年は防衛戦、統一戦をやりたい」と希望した。

 両者ともにけがを負い、次期防衛戦は秋以降になる見込み。井上はオプションを持つオマール・ナルバエス(亜)との再戦が有力だ。なお、フジテレビ系列で放映されたダブル世界タイトルマッチの視聴率は平均で8.8%だった。

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