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「ワイルダー戦は年内実現」ポベトキン陣営強気発言

2016年6月29日 12時45分

 5月モスクワで予定されたWBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真左)挑戦を薬物違反疑惑のため中止された指名挑戦者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア=写真右)のプロモーター、アンドレイ・リャビンスキー氏が再度、試合締結を図っている。ロシアのメディアによると、「ポベトキンは調整試合をはさまず、ダイレクトに今年中ワイルダーに挑むだろう」と同氏は語っている。

 ポベトキンはVADA(ボランタリー・アンチ・ドーピング協会)が4月に実施した4度の検査の最終日に、今年から同協会が違反物質に指定したメルドニウムが検出された。5月中旬の2次検査では“シロ”の判定が出たが、WBCは今月末まで内部調査を実施している。

 リャビンスキー氏は調査が終了次第WBCと会合を持ち、試合の実現を求めるという。ただ、ワイルダー陣営はポベトキン戦が中止されたため、約5億円の報酬が消えたと裁判に訴えており、リャビンスキー氏もワイルダーとプロモーターのルウ・ディベラ氏を契約不履行で訴訟中。もしWBCがゴーサインを出しても果たしてロシア側の思惑どおり運ぶか予断を許さない。

 一連の騒動を受けてWBCはワイルダーに選択試合を許可。ワイルダーは7月16日、クリス・アレオーラ(米)と地元近くのアラバマ州バーミンガムで防衛戦を行う。

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