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現役世界ランカーの仲村正男が引退表明

2016年7月6日 12時37分

  元OPBF・S・フェザー級チャンピオンで、IBF世界同級7位につける仲村正男(28=渥美)が自身のブログで引退を発表した。所属ジムの大東旭会長も認めている。

4月住吉区民センターの試合で入場する仲村

 仲村はブログで関係者への感謝を述べながら「心身共に衰えを感じた時は、身を引こうと決めていました。若くして、闘いたい、強くなりたい! そうやって勢いだけで強くなれた自分が懐かしく思うようになりました」などと心境をつづっている。

 突然の引退発表ではあるが、大東会長によると、本人は体力の衰えとボクシングに対する気持ちが薄れる中、数試合前から引退を考えていたとのこと。同会長は「発表のタイミングを計りながら、現役続行に気持ちが変わらないかと待ったが、本人の意思は強く、引退となりました」と話している。

 仲村は元プロボクサーの父の影響で、大阪の名門、興國高に進学してボクシングを始めた。高校選抜や国体で優勝するなどアマで59勝5敗の戦績を残し、2006年にB級プロデビュー。持ち前の強打でKOの山を築き、12連続KO勝利でOPBF王座を獲得した。初防衛戦に敗れてプロ初黒星を喫してから再び連勝街道を歩み始めたが、2014年には自身初となる連敗を経験した。

 やや低迷したかに見えたが、昨年8月に世界挑戦経験もある元日本王者の金子大樹(横浜光)に競り勝って再び上昇気流に乗るかに見せた。その後は2連続KO勝ち。世界挑戦のチャンスをうかがっていたが、気持ちが続かなかったようだ。ラストファイトは4月17日、住吉区民センターで行われたサン・サックロン(タイ)戦。プロ戦績は22勝21KO3敗。

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