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村中優が復帰後2連勝マーク、清田祐三は引退式

2016年7月8日 22時09分

 第77回オーバーヒートボクサーズナイトが8日、後楽園ホールで開催され、メインのバンタム級8回戦に出場した前日本フライ級王者で現WBO同級15位の村中優(フラッシュ赤羽)はフィリピン・フライ級15位のレノエル・パエルに3-0判定勝ち。また、元OPBF・S・ミドル級チャンピオン清田祐三(フラッシュ赤羽)の引退式が行われ、長らく日本重量級を牽引してきた清田がファンに別れを告げた。

村中(右)とパエルはともに手数が多く試合を盛り上げた

 2度の計量失格でサスペンド処分を食らい、4月に1年ぶりにカムバックした村中の復帰第2戦。パエルは連敗中ながら、その相手は前OPBFフライ級王者アーデン・ディアレ(比)、世界ランカーの翁長吾央(大橋)で、いずれも判定まで持ち込み、しぶとさを見せている。序盤は右ボディブローを軸にテンポよく手数を出し、村中と互角のファイトを演じた。

 下がらされる場面もあった村中だが、得意の左ボディブロー、左右のアッパーをうまく使い、右も効果的に決めて徐々にパエルを追い込んでいった。後半は足を使うパエルを村中が追いかける展開。有効打で村中が上回り、パエルも右ストレートとボディ攻撃で抵抗を続ける中、終了のゴングとなった。スコアは78-74×2、79-74。村中は24勝8KO2敗1分。パエルは19勝9KO4敗1分。

ファンに感謝の思いと別れを告げる清田

 清田の引退式には、ドリフターズの仲本工事さんら芸能関係者や、出身地である北海道釧路市の蛯名大也市長ら大勢の関係者が集まった。清田が関係者に感謝の言葉を述べたあと、10ゴングが打ち鳴らされた。清田はOPBFタイトルを2度獲得し、同王座を計9度防衛。13年には敗れたものの世界戦の舞台を踏んだ。

◇53.0キロ8回戦
中川健太(レイS)[TKO3回1分47秒]ゲーン・ミナヨーティン(タイ)
 日本S・フライ級1位につけるサウスポーの中川は、小柄なゲーンに圧力をかけ、2回には早くもタイ人にロープを背負わせた。それでもゲーンは勇敢に手を出して右で中川に迫ったが、中川は3回に左を効かせると一気に攻め立てて連打でダウンをゲット。主審が即ストップした。中川は12勝9KO2敗1分。

◇S・フェザー級6回戦
岩原慶(本多)[3-0(60-55×2、60-54)]氏原文男(フラッシュ赤羽)
◇S・ライト級6回戦
遠藤健太郎(大橋)[TKO2回1分39秒]土屋浄司(フラッシュ赤羽)

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