2016年7月15日金曜日

粉川拓也が大差判定V3、37歳・大嶽正史の奮闘及ばず

  日本フライ級タイトルマッチが15日、後楽園ホールの「DANGAN163」で行われ、世界3団体でランク入りしているチャンピオンの粉川拓也(宮田)が挑戦者7位の大嶽正史(石橋)を大差判定で下し、3度目の防衛に成功した。スコアは100-90×2、99-91。

 実力に勝る31歳の粉川が初回から試合をリード。持ち前のスピードを生かし、ジャブ、右、回転の速い連打で大嶽に迫る。37歳でタイトル初挑戦の大嶽はガードを固めてこれをしのぐと、3回から手数を伸ばし、4回には右を決めて反撃開始。被弾は多いものの、5回は粉川と果敢に打ち合った。前半戦終わっての採点は、50-45×2、49-46でチャンピオンがリードした。

 大量リードを許した大嶽は6回に前に出た。大嶽の左フックが単発でヒットするシーンはあるが、粉川が要所でコンビネーションをまとめてペースを渡さない。7回には再三連打で挑戦者に迫り、大嶽にダメージを与えた。粉川は終盤、KO勝ちを狙い、最終10回にはストップ勝ち寸前まで挑戦者を追い込んだが、大嶽は最後までガッツを見せ、手を出し続けて終了のゴングを聞いた。

 粉川は試合後のインタビューで「こんなに打たれても前に出てくるファイターは初めてだった。最後にかける執念を感じた」と挑戦者をたたえた。戦績は27勝13KO4敗。大嶽は15勝7KO15敗3分。

◇52.5キロ8回戦
田之岡条(小熊)[TKO4回2分58秒]住友将吾(RK蒲田)
 初回、住友が右をタイミングよく決めて日本S・フライ級8位のサウスポー田之岡のヒザを折って会場を沸せる幕開け。しかし、住友がこのチャンスを逃すと、田之岡がアウトボクシングを機能させて、3回からはジャブ、左ストレートを次々にヒット。4回に左ストレートを決めて住友がフラフラになると、セコンドからタオルが投入された。昨年12月、中川健太(レイS)とのランカー対決に敗れていた田之岡は連敗を阻止。戦績は13勝(1KO)3敗3分。住友は6勝5KO9敗1分。

◇フェザー級8回戦
荒谷龍人(KG大和)[TKO2回2分57秒]熊谷直昭(T&T)
 熊谷は初回、日本フェザー級10位の荒谷に右ストレートを決めていきなりダウンを奪う立ち上がり。いきなりピンチを背負った荒谷だが、ここからジャブを効果的に使ってボクシングを再構築。フック系のパンチが多い熊谷をコントロールし始め、2回には右を何度も決めると、熊谷はダメージを蓄積。ラウンド終盤、熊谷が右でダウンすると主審が試合を止めた。逆転勝ちの荒谷は10勝3KO4敗1分。3戦連続ランカー挑戦が実らなかった熊谷は7勝4KO5敗。