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井岡一翔が11回KOでV3、統一戦に意欲

2016年7月20日 22時08分

 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催されたダブル世界タイトル戦のメインイベント、WBA世界フライ級タイトルマッチは、王者の井岡一翔(井岡)が挑戦者6位キービン・ララ(ニカラグア)に11回1分11秒TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。

井岡(左)は試合が進むにつれてララを引き離した

 スタートは挑戦者のララが積極的に出た。得意とするアッパーで井岡に襲い掛かり、手数で上回った。井岡はこれをブロッキングとバックステップでかわしながら、右クロス、左ボディブローでボクシングを組み立てようとした。しかし、ララは休まず攻める意識を徹底。井岡は頭をつけて打ち合うシーンを余儀なくされ、有効打で上回りながらも、いくらか被弾しながらの序盤戦となった。

 しつこく手を出す相手に対し、下からじっくり削っていくのはチャンピオンの得意とするところだ。井岡が5回、左ボディブロー、左のダブルを次々に決め、右もフォローするとララの動きが鈍くなってきた。

 試合は井岡のペースとなり、ララが踏みとどまって中盤は進行。ララは8回に再び左アッパーと右ストレートで井岡を攻めたて、反撃の気持ちを見せる。しかし9回、ララの攻勢をしのいだ井岡が左ボディブローと右でララにダメージを与える。10回はボディ攻めから右ストレートにつなげると、ララが大きく後退。追撃したところでララがついにダウンした。

 迎えた11回、ダメージの深いララに井岡が右を浴びせると挑戦者が2度目のダウン。キャンバスに座った状態で10カウントを聞いた。次戦でWBAスーパー王者&WBO王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との一戦が期待される井岡は20勝12KO1敗。ララは18勝6KO2敗1分。

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