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高山樹延1-2判定負け、OPBF・W級王座統一ならず

2016年7月25日 22時35分

 25日後楽園ホール「角海老ボクシング」のメインイベント、OPBFウェルター級王座統一戦は、暫定王者の高山樹延(角海老宝石)が正規王者ジャック・ブルベイカー(オーストラリア)に1-2判定負け。スコアは116-111、115-112でブルベイカー、115-113で高山だった。ブルベイカーは2度目の防衛に成功した。

接戦となった日豪対決はブルベイカー(右)に軍配

 日本王座を6度防衛後に返上し、2月に暫定王座を獲得した高山が、正規王者ブルベイカーとの統一戦に臨んだ。立ち上がりはブルベイカーが183センチの長身から左右のフック、ボディブローをアグレッシブに打ち込んで先制。オープン気味ながら右フックを何度も打ち込んで攻勢をアピールした。守勢に回った高山は得意のボディ攻撃で反撃。ブルベイカーは長身とはいえ足を使わず、懐も深くないため、高山のボディブローも十分に機能する。4回を終わっての採点は、39-37でブルベイカー、39-37で高山、残りが38-38と三者三様だった。

 5回はブルベイカーが盛り返し、高山は7回にボディ打ちからチャンスを作り、左右のフックを決めて会場を盛り上げた。中盤は、高山のボディ攻撃が決まり、ブルベイカーが単発ながら高山の顔面に左右のパンチを決めるという展開。高山がペースをつかんだかにも見えたが、8回終了時の採点はブルベイカーが78-74、77-75で2者に支持され、もう1者が78-75で高山。

 これで元気が出たのか、9、10回はブルベイカーが左右のパンチを打ち込んで高山を後退させ、コーナーに詰めて連打を見舞うシーンを演出した。敗色ムードの漂う高山は11回、左右のフックを決めて豪人をグラつかせ、最後は右でダウンを奪い、逆転勝利に望みをつなぐ。ホールは熱狂の渦に包まれたが、ダメージがあったのか、高山は12回を攻めきれず、判定負けとなった。

 2011年2月以来、5年5ヵ月ぶりに敗戦を味わった高山は24勝8KO2敗。初の海外試合でタフなところを見せた24歳のブルベイカーは11勝5KO1敗1分。

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