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藤本京太郎が圧勝、佐々木基樹&小國以載も勝利

2016年8月2日 21時41分

 新宿フェイスで2日「熊本地震チャリティ 京太郎祭り」が開催され、メインのヘビー級8回戦は、日本同級王者の藤本京太郎(角海老宝石)がアダム・ラブロック(オーストラリア)に2回2分13秒TKO勝ちした。

藤本(左)は12月に次戦を計画、地域王座を目指す

 クルーザー級を主戦場とするラブロックは右一発を狙って行ったが、スピードとパワーで上回る藤本には通用しなかった。藤本は初回からジャブ、右を打ち込んで優位に立ち、2回にワンツーを決めてラブロックがグラつくとラッシュを敢行。必死にエスケイプするラブロックを追いかけてパンチを振りおろすと、青コーナーからタイトルが投入された。

 藤本は「デビューから10年、今年で30歳になった。あと1、2年で世界で勝負したい」と決意表明した。戦績は15勝8KO1敗。33歳のラブロックは11勝2KO6敗。

佐々木(左)は復帰2戦目でランカーから勝利

◇S・ライト級8回戦
佐々木基樹(帝拳)[3-0(78-75×2、78-74)]岡崎祐也(中内)
 初回は鋭い左ストレートを放つ日本S・ライト級9位のサウスポー岡崎が攻勢だったが、40歳のベテラン佐々木が2回から本領を発揮。岡崎の打ち終わりに合わせたり、いきなり連打で攻めたりと試合巧者ぶりを発揮してリードした。岡崎の左ストレートを空転させた佐々木は最終回、KO勝利を狙って激しく打ち合って締めくくった。プロ52戦目を飾り、ランキング復帰に大きく前進した佐々木は41勝25KO10敗1分。岡崎は11勝4KO9敗2分。

◇S・バンタム級8回戦
小國以載(角海老宝石)[KO1回30秒]JP・マカダンピス(比国)
  WBC同級5位、IBF6位、WBO6位のランクされる小國が左ボディブロー1発で試合を終わらせた。マイクを向けられた小國は「打倒グスマンと言っているので、チャンスがあればグスマンとやりたい」。7月大阪で和氣慎吾(古口)との王座決定戦を制してIBF世界同級王者になったジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)の名前を挙げた。

◇ヘビー級4回戦トーナメント
工藤啓太(八王子中屋)[3-0(40-36×3)]ヒル・コーネリアス(金子)
大谷宏忠(角海老宝石)[2-0(38-38、39-38、40-37)]リーゼント楠本(倉敷守安)

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