2016年8月23日火曜日

河野公平「後半勝負!」31日コンセプシオンとV4戦

 WBA世界S・フライ級チャンピオンの河野公平(ワタナベ)が23日、都内のジムで練習を公開した。河野は31日、東京・大田区総合体育館でゴングとなるダブル世界タイトルマッチで、指名挑戦者(暫定王者)ルイス・コンセプシオン(パナマ)と4度目の防衛戦を行う。

 元WBA世界フライ級王者で、34勝24KO4敗の戦績を誇るコンセプシオンは強打が売りのファイターだ。「名のある強い選手」とチャンピオンが認める実力者で、河野は挑戦者と似たような背の低い複数のパートナーと約100ラウンドのスパーリングを敢行。「相手の映像を毎日見てイメージしている」とかなり警戒している様子だ。

 コーナートップからのバック転パフォーマンスで知られるように、運動能力と瞬発力では確かにコンセプシオンが上だ。そのことは河野も十分承知で、スパーリングでは常に足の動きを意識して実戦練習を積んだ。

「前半は相手の強打をしのいで、後半に自分の手数とカウンターを狙っていきたい」(河野)。「河野は後半強いし、KO負けが一度もない」(渡辺均会長)。たとえ一発の強打では劣っても、試合を後半に持ち込めば絶対に負けない─という陣営の強い気持ちが伝わってくる。

 32勝13KO8敗1分の戦績が示すように、河野は負けも多く、手ごろなチャンピオンと見られることがしばしばある。今回もパナマからは「絶対に河野をKOする」と挑発的な声が早くも届いているが、本人は「試合前にボロカスに言われるのは慣れている。リングの上で実力を見せるだけ」と雑音を一蹴。オリジナルTシャツにV4の文字をデカデカと入れた35歳のチャンピオンは、今回もファンをうならせるようなしぶとさを見せるつもりだ。