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井上拓真がダウン挽回 “世界前哨戦”に判定勝ち

2016年9月4日 18時56分

 WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥(大橋)のV3戦をメインとする「ボクシングフェス9.4」が4日、神奈川県座間市のスカイアリーナ座間で行われ、前OPBF・S・フライ級王者の井上拓真(大橋)は53.0キロ契約10回戦で、WBC世界フライ級15位フローイラン・サルダール(フィリピン)に3-0判定勝ち。デビューから8連勝(2KO)をマークし、世界挑戦に名乗りを上げた。

2回以降は試合の主導権を握った拓真(右)

 バンタム級でWBO12位、S・フライ級でWBA7位、WBC4位、IBF13位にランクされる拓真の“世界前哨戦”。拓真はゴングと同時に右を浴びせるなどして攻撃的な立ち上がりを見せたが、サルダールのワンツーがアゴに炸裂して尻からダウン。開始早々にピンチを迎えたものの、ここはサルダールも深追いせずに助けられた。

 2、3回は拓真が追い、サルダールが下がりながら右を狙う展開。拓真は4回に右を決め、サルダールがやや落ちてきた5回、ボディブローからコンビネーションをまとめてフィリピン人を防戦一方に追い込んだ。

 相手の右に対応した拓真は、後半に入るとさらにピッチを上げ、サルダールに圧力をかけ続けて試合を優勢に進めた。8回にはロープ際に追い込んで右を決め、9回には左フックでそれぞれダウンを奪い、勝利を決定づけた。

 戦績を8勝2KO無敗とした拓真は「ダウンで一気に目が覚めて、2回から順調に組み立てることができた。世界? 1ラウンドにダウンしたので、それを会長とお父さんがどう判断するかです(笑)。もし決まったら一発で獲れるようにもっともっとがんばります」とリング上であいさつした。サルダールは23勝15KO2敗1分。

井上浩は圧倒的な内容でデビュー5連勝

◇65.0キロ8回戦)
井上浩樹(大橋)[TKO2回1分20秒]ヘリ・アンドリヤント(インドネシア)  元トップアマのサウスポー井上が初回から右リードを使ってプレッシャーをかけた。アンドリヤントはガードを固めて粘ろうとしたが、2回に井上の右アッパーがクリーンヒットし、左、右フックとフォローするとアンドリヤントが尻からダウン。立ち上がったがストップとなった。井上は5勝(4KO)。日本で5連敗のアンドリヤトは22勝10KO23敗2分。

◇65.0キロ6回戦)
垂水稔朗(協栄)[3-0(60-55、60-54×2 )]クウエ・ピーター(大橋)

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