2016年9月9日金曜日

パッキャオvsバルガス、トップランク独自にPPV放送

 元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が8日、米ロサンゼルスで開かれた記者会見に対戦相手のWBO世界ウェルター級王者ジェシー・バルガス(米)と出席した。両者は11月5日、ラスベガスのトーマス&マックセンターで対戦する。

 5月のティモシー・ブラッドリー戦を終え、フィリピン上院議員選挙に当選したパッキャオはいったん表明した引退を撤回しての復帰戦。会見では「これは私にとって再びベルトを獲得するビッグチャレンジ。私がまだ人々を満足させることができるボクサーであることを証明したい」と抱負を述べた。

 バルガスは3月、サダム・アリ(米)との王座決定戦に勝利した戴冠した王座の初防衛戦。この王座は前王者ティモシー・ブラッドリー(米)がパッキャオと対戦するにあたり返上したものだった。バルガスは「私はメディアから何度もアンダードッグ扱いされてきたが、勝利をてにして2階級制覇を達成した。11月5日は私がこのクラスでベストであることを証明する」と王者として挑戦者パッキャオを堂々と迎え撃つ構えだ。

 会見の席で、試合をプロモートするトップランク社のボブ・アラムCEOは「ボクシングを主催者とファイターの手に取り戻す」と宣言し、この試合の放送を大手ネットワークに頼らず、トップランク社独自にペイ・パー・ビュー(PPV)放送すると宣言した。今後は、他のプロモーションが開催するイベントの放送も手掛ける考えも明らかにした。

 この試合をめぐっては、パッキャオ戦を放送していた大手ケーブルTV局HBOが、日付の近い11月19日にセルゲイ・コバレフ(ロシア)vsアンドレ・ウォード(ロシア)のPPV放送が決めっていることなどを理由に、パッキャオvsバルガスのPPV放送を見送る方針。これにアラムCEOが激怒していた。Photo/Top Rank