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ラストチャレンジ長谷川穂積「最後とかは考えない」

2016年9月10日 18時59分

 WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ(9月16日・エディオンアリーナ大阪)で王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)に挑む同級5位の元世界2階級制覇王者、長谷川穂積(35=真正、写真)が10日、神戸市の真正ジムで練習を公開した。16日はWBC世界バンタム級王者、山中慎介(帝拳)が同級1位、アンセルモ・モレノ(パナマ)を迎え撃つダブル世界戦。

ミット打ちをする長谷川、パンチにはキレがあった

 長谷川には3階級制覇がかかる16度目の世界戦に備え、8月23日に報道陣に練習を披露しただけで、取材も断るなどしてトレーニングに集中してきた。「35歳のボクシングを確立したい」というテーマを掲げ、ひたすら体幹の強化、多彩な右のリードブローのレベルアップに努めてきた。

 練習に先だって行われた記者会見で長谷川は「S・バンタム級で戦うのは2年半ぶりで、少し不安もあったが、順調にきている。あとは減量だけで、体調を崩さないようにしたい」とコメント。ルイスについては「身長が高くてパンチもあるが、同じ体重で戦うので勝つ気満々です。リングの上で証明したい」と勝利への意欲を口にした。

 長谷川は世界戦の発表会見で、約2年5ヵ月ぶりとなる世界タイトルマッチを“ラストチャレンジ”と位置付けた。この日も「負ければ引退か?」と問われると「そうですね」と即答。ただし「やるべきことをやるだけ。最後とかは考えない」と自然体を強調した。

 長年コンビを組んできた山下正人会長は「相手は背が高いので、前に突っ込まないようバランスを気を付けさせている。ベテランらしく慌てず、練習でやってきたことを出せば結果はついてくる」と長谷川の勝利に絶対の自信を見せた。

 公開練習では、シャドー2ラウンド、エリベルト・ゲホントレーナーとミット打ち4ラウンド、山下正人会長のボディバッグ打ち1ラウンド、サンドバッグ5ラウンド、ゲホントレーナー相手にシャドー1ラウンド、さらにパンチングボール打ちなど15ラウンド近く精力的に動いた。

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