2016年9月11日日曜日

ロマゴン4階級制覇、クアドラスとの激闘に3-0勝利

  ロサンゼルス郊外のザ・フォーラムで10日(日本時間11日)行われたWBC世界S・フライ級タイトルマッチは、挑戦者で軽量級3階級制覇チャンピオン、ローマン“チョコラティート”ゴンサレス(ニカラグア)が王者カルロス“プリンシペ”クアドラス(メキシコ)に3-0判定勝ち。ミニマム、L・フライ、フライ級に続くベルトを獲得した。

 前半からスパートしたのはゴンサレス。スタンドの同胞たちの応援を背に受け、重厚なプレスをかけてクアドラスを休ませない。メキシカンがどこまで耐えられるかに焦点が絞られたが、クアドラスはゴンサレスの打ち終わりにコンビネーションを見舞い徐々に反撃。ゴンサレスは最初左、そして両目尻が腫れ出しスコアが拮抗する。

 リングサイドでWBO同級王者の井上尚弥(大橋)が観戦する中、果たしてゴンサレスにどれだけ余力が残っているかという展開になったが、ゴンサレスは終盤、再びプレスを強め、断続的にクアドラスを追い込んで終了。激しいパンチ交換に終始した試合は117-111、116-112、115-113の3-03-0でゴンサレスが支持された。

 勝利コールに涙を流したゴンサレス。インタビュアーから「井上とのスーパーファイトをやるのか」と問われ「もちろん喜んでやりたい」と即答。母国の英雄アレクシス・アルゲリョの3階級制覇を超えたことについては「彼を超えたなんて言えない。私は彼のレジェンドを追いかけ続けるだけだ」と答えた。クアドラスは判定に不満を表しリングを後にした。(三浦勝夫) Photo/SUMIO YAMADA