2016年10月1日土曜日

石本康隆が10回TKOでV2、下田昭文は2回KO勝ち

 日本S・バンタム級タイトルマッチが1日、後楽園ホールの「第554回ダイナミックグローブ」で行われ、チャンピオンの石本康隆(帝拳)が挑戦者8位の古橋岳也(川崎新田)に10回2分27秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。

 1年前の対戦で小差判定勝ちを収めている石本が初回から右クロスをクリーンヒットして優勢。古橋は3回にエンジンをふかして前に出て、接近戦でボディ攻撃を仕掛けるなど巻き返しを図るが、石本がジャブと右ストレートを断続的に当ててペースを掌握。5回を終わって50-45、49-46×2で王者がリードした。

 石本は6、7回とフットワークも使い、リズムよく攻めてリードをさらに広げた。あとのない古橋は8回からがむしゃらに前に出て王者に迫った。石本も打ち合いに応じ、8回には右で古橋にダメージを与える。9、10回も両者のパンチが激しく交錯。10回も足を止めての打ち合いが続き、最後は石本が連打したところで主審が古橋を抱きかかえた。

 石本は29勝8KO8敗。リング上で「10日で35歳になりますが、まだまだがんばります!」と力強くアピールした。古橋は2度目の日本タイトル挑戦失敗で18勝8KO8敗1分。

◇127ポンド8回戦
下田昭文(帝拳)[KO2回1分58秒]ガドウィン・トゥビゴン(比)
 下田は昨年12月、日本フェザー級タイトルマッチで細野悟(大橋)に小差判定負けして以来のリング。初回からトゥビゴンに圧力をかけると2回に右のショートフックでダウンを奪い10カウントを聞かせた。次戦で日本フェザー級王者の林翔太(畑中)に挑戦することが確定した下田は「まずは日本タイトルを奪い、来年は世界と言えるようにしたい」とファンにアピール。戦績は31勝14KO5敗2分。トゥビゴンは14勝9KO12敗2分。

◇フェザー級8回戦
中澤奨(大阪帝拳)[3-0(80-72×2、79-73)]ランディ・クリス・レオン(比)
 日本S・バンタム級13位の中澤は3月にプロ初黒星を喫して以来の再起戦。ガードを固める小柄なサウスポー、OPBF同級12位のレオンに対し、中澤は右ストレートと左右のボディショットで崩しにかかった。中澤はタフなレオンを倒せなかったが、常に先手で攻め続けて判定勝ち。「全然ダメだった」と自己採点しながらも「負けてボクシングが好きなことがわかった。これからも楽しんでやっていきたい」とリング上で話した。9勝4KO1敗。レオンは10勝3KO14敗4分。