2016年10月4日火曜日

新団体WBS発足、韓国のヨンサプ氏がWBA離れ設立

 タイのバンコクで3日、新しい世界タイトル統括団体WBS(WORLD BOXING SOCIETY)の創立発表会が開かれ、タイ、インド、韓国、インドネシア、フィリピンから80名弱のボクシング関係者が出席した。

 団体を主導するのは元WBA副会長で立会人として来日経験も豊富な韓国のシン・ヨンサプ氏。同氏はアジア・オセアニア地区の有望な選手に正当なチャンスを与えるためには、パナマに本部を置くラテンアメリカ中心のWBAでは限界があると感じていたという。今年に入り新団体立ち上げの準備を進め、9月末をもってWBA副会長を辞任した。

 WBSの創立に伴い、シン氏はWBAの東洋太平洋タイトルに位置付けられるPABA(日本ボクシングコミッション未承認)をWBS傘下に入れるとのこと。ちなみにPABAはシン氏が中心になって1995年に立ち上げ、現在も会長を務めている。

 WBSはホームページ(http://www.wbsboxing.com)でランキングを明らかにしているが、チャンピオンと1位から4位までが空位となっている。当面はPABAの試合を管理しながら時間をかけてランキングを埋めていく方針だ。各階級の5位から15位までには、日本選手も多数ランクされている。

 また、シン氏はWBAに反旗を翻したわけではないことを強調しており、WBAの故メンドーサ前会長にWBSの名誉会長の称号を与えている。新団体及び新生PABAに協力する審判たちに関しても、他団体の試合で裁くことに制約を設けないようだ。Photo/SUMIO YAMADA