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竹中良がOPBF王座V2、谷口将隆はIBF12位下す

2016年10月13日 21時09分

 OPBFフェザー級チャンピオンでWBC同級13位の竹中良(三迫)が13日、後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」メインイベントに登場。同級1位ランディ・ブラガ(フィリピン)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは118-110×2、119-110。

「安全に戦った」という竹中(左)。次はV3戦が濃厚

 ブラガはスピードとパワーは感じさせないものの、懐が深くリーチの長いサウスポー。竹中は2回に右を打ちおろし、左ボディにつなげるなど徐々にリズムを作っていく。ブラガも左ストレートをボディに打ち込むなど対抗したが、4回を終わって40-37、39-37×2で王者がリードした。

 優位に立った竹中は中盤、柔らかく上体を使うブラガをボディから崩しにかかった。なかなか連続してパンチを打ち込むことはできなかったが、右も徐々に増やして少しずつダメージを与えていく。ブラガも勝利への執念を捨てず、前がかりの竹中の顔面に左ストレート、右フックを何度か決めた。8回終了時の採点は79-74、78-74×2。

 チャンピオンは終盤のペースアップが期待されたが、大きな見せ場は作れないまま試合終了。戦績を15勝8KO3敗1分とした竹中は「勝つことができたのはよかったけどまだまだです。世界は壁は高いですけど、そこだけ見つめてがんばっていきます」。ブラガは19勝5KO2敗1分。試合の模様はフジテレビで15日(土)深夜2時50分から放送される。

デビューから3連勝をマークした吉野

◇61.5キロ8回戦
吉野修一郎(三迫)[TKO3回51秒]恩庄健太(渡嘉敷)
 日本ライト級12位の恩庄が積極的な立ち上がりを見せたが、プロ3戦目のOPBFライト級11位吉野は落ち着いていた。体格差を生かして恩庄の圧力をはね返すと、2回に返しの左で恩庄をキャンバスに突き落とした。さらにダメージを与えて迎えた3回、左ボディブローからの連打で2度目のダウンを奪い、立ち上がった恩庄に再び連打を浴びせて試合を終わらせた。東農大出身の吉野は3勝2KO無敗。恩庄は6勝3KO3敗。

2回にダウンを奪って喜ぶ谷口

◇107ポンド8回戦
谷口将隆(ワタナベ)[2-1(77-75、77-74、75-76)]デクスター・アリメンタ(比)
 IBF世界ミニマム級12位アリメンタはスイッチを交えながら左右のフックを荒っぽく振るボクシング。初回をしのいだサウスポーの谷口は2回早々、離れ際に左フックを決めてダウンを奪った。リードした谷口はこのあと足を使ってアリメンタの一発を外し、近づいたらクリンチというボクシング。KOを狙わず確実に勝ち星を拾いにいき、終盤はパンチをもらいヒヤリとするシーンもありながら逃げ切った。谷口は5勝4KO無敗。初黒星のアリメンタは11勝7KO1敗。

◇フライ級8回戦
藤北誠也(三迫)[TKO8回20秒]角本達治(ワタナベ)
 日本フライ級5位の藤北は初回から手数の多い角本にジャブを当てた。角本は3回に圧力を合強めて反撃するが、その後は藤北がポジションをまめに変えながら上下にパンチを次々と打ち込む展開。8回に青コーナーがタオルを投入した。藤北は10勝3KO3敗。角本は7勝2KO8敗。

◇48.7キロ8回戦
富岡哲也(REBOOT)[TKO1回1分58秒]中村一弘(伴流)  富岡はジリジリとプレスをかけ、開始1分で返しの左フックで中村をキャンバスに送った。立ち上がって応戦した中村に右、左フックを浴びせたところでストップ。富岡は4勝4KO1敗。中村は9勝3KO7敗。

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