モレノを見事返り討ちに遭わせ、最もスッキリしたのはやはり当の山中にちがいない。チャンピオンは「若返った気がする」とまだまだ今後も期待させてくれることを言うのだ。山中と飯田さんがじっくりあの試合を振り返る。＝ボクシング･ビート11月号　飯田覚士の直撃トークより＝

ファンの予想以上を見せられた

飯田　いや、すごい試合だったね。
山中　長谷川さんの試合があれだけ盛り上がりましたから。もちろんうれしいんですけどプレッシャーもありました。

飯田　それはあったでしょう。
山中　声援もものすごい聞こえましたし、9ラウンドの打ち合いでは特に。自分の試合のプレッシャーもありますから。結果（プレッシャーに押しつぶされず）いい方向に行きましたけど、あの独特の緊張感を味わえるのはある意味幸せですよ。

飯田　長谷川君がいい勝ち方をしたのもあるし、相手が相手だし。今回はホント、聞きたいことだらけ。
山中　やはり自分もある程度はよく覚えています。勝利者インタビューで興奮しすぎて「1ラウンド目にダウンした」と言ってしまったのは勘違いですが。あれはモレノに最初にまとめられた時のことを伝えたかったんです。

飯田　でもあれは効いたよね。
山中　ちょっと（身体が）落ちましたね。距離が近い分、左が見えなかったんです。今回は本当にモレノの右に集中していたんです。左のほうは大丈夫やと。あの距離感だから左が届いたし、その分モレノにも隙がうまれたんですね。……。

　初回から試合が終わる7回まで、一つひとつのシーンについて、山中と飯田さんがたっぷりと技術論をかわしました。また、チャンピオンの強い相手との熱い試合にかける思いも存分に語られています。記事の全文は発売中のボクシング･ビート11月号でご覧になれます。紙版と電子版は表紙バナー、スマホ用アプリ「App Store」「Google play」は下記のリングをクリックすると購入ページに進むことができます！

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