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有川稔男が4回TKOでV1成功、大川泰弘は引退宣言

2016年11月14日 20時39分

 日本ウェルター級タイトルマッチが14日、後楽園ホールの「アンタッチャブルファイト24」で行われ、チャンピオンの有川稔男(川島)が挑戦者5位の大川泰弘(ワタナベ)に4回27秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

最後は有川の強打にさらされた大川を主審が救った

 3年前に有川に勝利している大川が、同じように足でかく乱すると思いきや、初回から有川の正面に立ち、ジャブや右ストレートを浴びる。2回、畳み掛ける有川に大川も応じて試合は打撃戦に。ここで大川の右フックでヒットし、有川がダウン、後楽園ホールが一気にヒートアップした。

 立ち上がった有川はダメージが残っていたが反撃。右ストレートと左フックで大川の左右の目じりを切り裂き、一気に試合の流れを取り戻す。3回は有川のパンチが次々とヒットし、挑戦者は血だるまに。4回、大川は最後の勝負をかけたが、有川の強打が数発決まったところで主審が試合を止めた。

 有川はリング上で「来年のチャンピオンカーニバルでたぶん坂本大輔選手と対戦する。(以前負けているので)今日と同じようにリベンジしたい」とコメント。戦績は13勝12KO4敗。2度目の王座挑戦に失敗した大川は14勝5KO13敗3分。完敗を認め「最後のチャンスだと思ってやった。ダメだったので引退します。ワタナベジムでやれてよかった」と涙した。

◇53キロ6回戦
永安潤之介(川島)[引き分け1-0(57-56、57-57×2)]上田有吾(宮田)
 初回から身体をぶつけ合う打撃戦となり、上田が1回終了間際に左で永安からダウンを奪った。上田は2回も優勢だったが3回に失速。後半は永安が優位に立ったが攻めきれずにドロー。永安は13勝3KO11敗3分。上田は7勝5KO4敗1分。

◇S・フライ級6回戦
川浦龍生(川島)[TKO2回2分16秒]テーパヨーティン・シットタブニント(タイ)
 元中央大主将で国体3位などの実績を持つサウスポー川浦がB級デビュー。冷静に距離を取り、2回に3度のダウンを奪った末に、最後はストップ勝ちを呼び込んだ。

◇S・フライ級6回戦
冨田正俊(川島)[3-0(58-56、59-57、59-56)]高梨直人(TEAM10COUNT)
 試合は終始接近戦となり、冨田が打ち勝って判定勝ち。冨田は10試合ぶり、2010年5月以来およそ6年半ぶりの勝利で6勝9敗2分。4連敗の高梨は4勝3KO11敗2分。

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