2016年11月16日水曜日

スタイバーン薬物反応もポベトキン戦は挙行か?

 12月17日ロシアのエカテリンブルクで予定されるWBCヘビー級暫定王座決定戦を前に、出場する前王者バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ、写真)から違反薬物が検出された。WBCの発表ではVADA(ボランティア・反ドーピング機関)が今月4日行った検査で、通称DMAAという物質が見つかった。市販のダイエット・サプリメントにも調合されているとのことだが、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)は2010年に禁止物質に指定したという。

「クリーン・ボクシング・プログラム」を促進するWBCはスタイバーン(38)に対して罰金を科すもよう。しかし相手のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)のプロモーター、アンドレイ・リャビンスキー氏は試合を開催する方針。「我々は試合をキャンセルしない。スタイバーンから見つかった薬物は濃度が薄いし、彼には罰金が科される。イベントは行われる」(同プロモーター)

 同氏にプロモートされるポベトキンも5月、対決間近になって違反薬物が検出され、WBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)挑戦が中止になった経緯がある。ポベトキンには処分や罰金は通達されていないが、WBCは引き続き、ロシア人の挙動から目を離していない。果たしてロシア側の思惑どおり無事開始ゴングが鳴るのか? まだ予断を許さない状況にある。