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村中優が激戦制す、久高寛之に2-0判定勝ち

2016年12月5日 21時07分

 フラッシュ赤羽ジム主催の「第79回オーバーヒート・ボクサーズナイト」が5日、後楽園ホールで行われ、前日本フライ級王者でWBO・S・フライ級11位の村中優(フラッシュ赤羽)が53.0キロ契約8回戦で日本S・フライ級12位の久高寛之(仲里)に2-0判定勝ち。スコアは77-75、77-76、76-76。

ともに最後まで譲らず戦った村中(右)と久高

 キャリアのある31歳の実力者同士の一戦。村中が先手で仕掛け、パワーで勝る久高がこれを迎え撃つ立ち上がり。久高が2回にカウンターのショートパンチを決めると、村中も負けじと上下にパンチを散らし、試合は序盤からヒートアップした。

 村中はL字ガードを駆使する久高に最初はミスブローが目立ったが、得意の左ボディブローを駆使して顔面にもパンチをヒット。4回に畳み掛けると、久高も体で村中を押し込み執拗なボディ攻撃で反撃。5回は打ち合いとなり、久高の右で村中が倒れるもこれはスリップの判定。中盤はパワーの久高が強打で押し込み優勢のシーンと、コンビネーションの村中がコツコツとパンチをヒットするシーンが交互に続くような展開となった。

 村中は7回に次々とパンチを打ち込んで明確にポイントを獲得。8回は前半を村中が攻め、後半に久高が渾身の連打で反撃してゴングとなった。

 昨年4月に体重超過で日本王座を失った村中は、今年は3試合して3連勝。今回は53.0キロ契約で体格差を感じさせたが、今後はS・フライ級を希望。「来年も久高選手のように名前のある選手とやりたい」。戦績は25勝8KO2敗1分。4度の世界挑戦経験がある久高はまだやれるところをアピールしたもののこれで3連敗。戦績は24勝10KO16敗1分。

右カウンターで初回にダウンを奪った土屋

◇S・フライ級6回戦 土屋浄司(フラッシュ赤羽)[TKO1回2分30秒]大久保大騎(E&Jカシアス)
◇フェザー級6回戦 小山哲也(横田S)[3-0(58-56×3)]宮川大吾(日東)
◇フライ級6回戦 山中章弘(フラッシュ赤羽)[TKO2回2分10秒]阿部義樹(元気)

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