WBA世界S･バンタム級“スーパー”チャンピオンのギジェルモ・リゴンドウ（キューバ＝写真）がWBA暫定王者モイセス・フローレス（メキシコ）と対戦することが決まった。試合は2月25日、米テキサス州で予定されるミゲール・コット（プエルトリコ）vsジェームズ・カークランド（米）のアンダーカードに組み込まれた。

　リゴンドウ（17勝11KO無敗）は7月、英国でジェームズ・ディケンスを2回TKOで下した後、フローレスとの防衛戦が通達されていた。しかし今回も試合枯れに陥り、年を越してようやく実現する運びとなった。コット同様、ミュージシャンのJAY-Zが主宰するロックネイション・スポーツと契約していることが実現を後押しした。

　対するフローレスも25勝17KOと無敗。すでに3ヵ月前から練習を開始しており、クリスマスで2日休んだ後、26日からトレーニングを再開するという。「リゴンドウはパウンド・フォー・パウンドにランキングされる強敵だけど、いろいろなことを試合で試してサプライズを起こしたい」と抱負を語っている。

　またフローレスは同郷グアダラハラで、今月殺害されたアレハンドロ“コブリータ”ゴンサレスJrに試合を捧げたいと明かしている。