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内山高志の雪辱戦迫る、コラレス攻略なるか

2016年12月29日 16時42分

 大みそかに大田区総合体育館で開催される「THE BEST OF BEST」の記者会見が29日、東京・九段下のホテルグランドパレスで開かれ、WBA世界S・フェザー級スーパー王者のジェスレス・コラレス(パナマ)と挑戦者2位の内山高志(ワタナベ)、WBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)と挑戦者3位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)が抱負を述べた。

コラレスは2か月前に交通事故にあったが「問題なし」

 会見で内山は「前回負けてプロに入って初めて悔しさを味わった。悔しさをバネに練習してきた。練習はすごく充実していた」とここまでのプロセスを語った。

 確かに内山は中身の濃い練習を積むことができたようだ。何より大きいのは、初めて海外から、コラレスと同じ中南米のアンヘル・ルイス(メキシコ)、ラファエル・エルナンデス(ベネズエラ)という2人のスパーリング・パートナーを招へいしたことだろう。

 試合だけでなく、スパーでもめっぽう強い内山は、国内の選手が相手では、全力でスパーをできないケースが多い(全力を出すと相手がつぶれてしまう)。しかしこの2人は体も大きくタフだったことから、内山がかなりの力を出してスパーができた。これは内山にとってかなり大きな意味を持つ。

 この日、会見場に姿を現したWBA・WBC世界ライト級王者のホルヘ・リナレス(帝拳)は「コラレスはやりにくいし、速いし、足も長い。内山さんんはガードね、ガードを上げれば勝てる。あとは相手が低くくるからできればアッパーを使いたいね」とこの一戦を予想した。

 ラテンらしく陽気な乗りで「ハングリーさは増している」と語ったコラレスか。どんな試合になるかと問われ「とにかく勝ちたい」と本心を口にした内山か。あすの計量をへて、大みそかにゴングは鳴る。

「LF級で光りたい」と田口、左はカニサレス

 セミで5度目の防衛戦を行う田口はこの日もマイペースを貫いた。淡々とした調子で「相手は強いと思うが、盛り上がる試合をしたい」と語る姿はいつもの田口である。

 L・フライ級は田口の防衛戦に加え、30日にIBF王者の八重樫東(大橋)が東京で2度目の防衛戦、大みそかには岐阜で田中恒成(畑中)がWBO王座決定戦を行う。田口は「その中でも一番光る試合をしたい。本来の力を出せば結果はついてくると思う」とプライドを見せた。

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