2016年12月31日土曜日

伊藤雅雪が判定勝ち、OPBF&WBOアジア王座統一

 OPBF・S・フェザー級王者でWBO同級4位の伊藤雅雪(伴流)とWBOアジアパシフィック同級王者でWBO同級5位の渡邉卓也(青木)が31日、大田区総合体育館で双方のベルトをかけて戦い、伊藤が3-0判定勝ちでベルトを統一した。スコアは117-111×2、118-110。世界ランカー対決を制した伊藤は3度目の防衛に成功。渡邉は初防衛に失敗。

 運動能力に勝る伊藤が初回からジャブ、ワンツーを積極的に繰り出して先制。渡邉はガードを固め、まずはディフェンスを優先させながら、伊藤の打ち終わりを狙った。伊藤はコンビネーションも打ち込んで序盤ペースを握った。

 ディフェンス重視だった渡邉も徐々にペースを上げ、単発ながら3回に右ストレート、5回には左フックを決めて伊藤に対抗。6回終了時の採点は58-56×2、59-55で伊藤がリードした。

 後半に入ると渡邉はプレスを強め、右ストレート、左ボディブローで反撃を試みるが、伊藤は崩れない。伊藤はプレッシャーを受けながらも、7回に右アッパーと右ストレート、8、9回にも左フック右をきれいに決めてチャンスメイクした。渡邉は最後まであきらめずに伊藤に迫ったが、形勢を逆転するまでにはいたらない。伊藤優勢をキープしたまま終了のゴングを聞いた。

 伊藤は20勝9KO1敗1分。「今日は倒せなかったですけど、来年は世界をやりたい。来年は倒せるボクサーになります」とリング上から宣言した。渡邉は30勝16KO7敗1分。

◇107ポンド8回戦
京口紘人(ワタナベ)[KO3回46秒]ジュヌエル・ラカール(比)
 OPBFミニマム級1位の京口が初回からサウスポーのラカールを攻め立てた。ラカールはカウンターを狙うが、京口の勢いは止められなかった。京口は3回に右をダブルで打ち込み、続いて左アッパー、右ストレートを打ち込むとラカールがバッタリ。カウント途中でタオルが投入された。「来年はタイトルをやりたい」とアピールした京口はこれで5戦オールKO勝ち。ラカールは7勝5KO4敗3分。

◇107ポンド8回戦
谷口将隆(ワタナベ)[3-0(60-54×3)]ビセンテ・バウティスタ・JR(比)
 サウスポーの谷口はスタートから思い切りよく左ストレートを打ち込み、コンビネーションも随所に入れてバウティスタに襲い掛かった。バウティスタも強気に打ち返し、谷口の攻撃を食い止めて終盤戦へ。谷口は豊富な手数で最後までKOを狙ったが、判定決着となった。谷口は6勝4KO無敗。バウティスタは5勝1KO6敗3分。

◇S・フライ級8回戦
中山佳祐(ワタナベ)[KO3回1分49秒]セーンゲン・サックナロン(タイ)
 サウスポーの中山が初回、左カウンターから返しの右フックで早くもダウンをゲット。3回に右ボディブローで2度ダウンを奪って最後は10カウント。中山は8勝4KO2敗1分。