2017年1月31日火曜日

荒川仁人がWBOアジア王座獲得、サバルデに3-0判定

 WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦が31日、後楽園ホール「DANGAN175」で行われ、同級2位の荒川仁人(ワタナベ)が同4位アンソニー・サバルデ(フィリピン)に3-0判定勝ち。35歳の荒川は日本王座に2度、OPBF王座に1度就いており、通算4本目のベルト獲得となった。同王座はJBC未公認。

 サウスポー対決。荒川はフットワークを使い、ジャブを放ちながら慎重な立ち上がり。序盤「振り回してくる」と予想していたサバルデは自分からはそれほど仕掛けてこず、どっしり構えて距離が詰まると右アッパー、右ボディを打ち込んだ。瞬発力はありそうで、2回には立て続けにボディブローを打ち込んで、荒川の動きを一瞬止めた。

 序盤はサバルデが右フックもうまく使い優勢の印象だ。それでも荒川は焦らず、前半は我慢のボクシングを展開した。荒川が攻撃姿勢を強めたのは後半から。徐々に圧力を強めて8回、サバルデに左を打ち下ろされてバランスを崩すが、ここから左ストレートを打ち込んで反撃。9回は距離を詰めてボディ攻撃でダメージを与えた。サバルデは打ち返すシーンもあるが、もはやパンチに力がない。

 荒川は10回に左を決めてサバルデをダウン寸前に追い込み、11回も優勢。最終回はKOを狙ったが、サバルデも粘った。スコアは115-113×2、116-112。荒川は29勝17KO6敗1分。サバルデは12勝6KO6敗1無効試合。

◇フェザー級8回戦
岩井大(三迫)[3-0(78-74、79-73×2)]山口翔太(真正)
 山口は前進して左ボディ、右を打ち込んで日本フェザー級7位の岩井を崩す作戦。リーチのある岩井はジャブ、右クロスをヒットさせながらも、山口の前進は止まらなかった。しかし、5回からは岩井が右カウンターを決めるなど明確にペースを握り、山口にコツコツと有効打を打ち込んだ。岩井は20勝7KO4敗1分。最終回も前に出て勝利への執念を見せた山口は14勝8KO4敗。

◇バンタム級8回戦
中野敬太(KG大和)[3-0(77-76、78-75、78-74)]岡本ナオヤ(東拳)
 昨年9月に対戦し、3回負傷引き分けに終わった両者がダイレクトリマッチ。序盤は岡本が手数で上回ったが、元ランカーの中野は徐々に左フックの精度を上げ、後半は右にもつなげて勝利した。ここ4試合で1敗3分と勝利から見放されていた中野は1年10か月ぶりの勝利。14勝4KO10敗6分。岡本は10勝5KO6敗1分。

◇65.0キロ8回戦
川崎真琴(RK蒲田)[3-0(77-75、78-75、78-74)]合田剛士(草加有沢)
 日本ウェルター級4位の川崎は距離を取ってワンツー、フックで組み立て、合田は前に出てボディ打ちを狙った。しかし、川崎はさばききれず、合田も詰め切れず。ともにもどかしい展開から抜け出せなかった。軍配は有効打で上回った川崎に上がった。ランク入り後の最初の試合に勝利した川崎は9勝2KO4敗1分。合田は7勝2KO6敗1分。