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久我勇作が日本王者に、石本康隆に2回TKO勝ち

2017年2月4日 20時27分

 第38回チャンピオンカーニバルの開幕戦、日本S・バンタム級タイトルマッチが4日、後楽園ホールの「第558回ダイナミックグローブ」で行われ、挑戦者1位の久我勇作(ワタナベ)が王者でWBO6位の石本康隆(帝拳)に2回2分49秒TKO勝ちで新チャンピオンに輝いた。石本は3度目の防衛に失敗した。

久我(右)はスタートダッシュが功を奏した

 両者は2015年12月の王座決定戦で対戦し、ベテランの石本がキャリアの差を見せつけて小差判定をものにした。あれから1年2か月、2度の防衛を成功させた石本と、最強後楽園で実力者ジョナタン・バァト(カシミ)をKOして挑戦権を手にした久我が再び拳を交えた。

 ゴングと同時に仕掛けたのは久我だ。持ち前の強打をいきなり叩き込んで先制。石本はガードでしのぐが、久我は顔面に強打を打ち込みながら、左右のボディブローを有効に使った。ラウンド中盤、久我は右フックで石本からダウンを奪った。

 2回も久我が優勢に進めると、石本打撃戦に活路を見出す。左フック、ワンツーをチャレンジャーに打ち込むなど気を吐いたが、パンチ力で上回る挑戦者の左ボディブローが決まると一気に失速。久我がかさにかかって攻めると、赤コーナーからタオルが投入された。

 26歳の久我は14勝10KO2敗1分。「この試合が待ちきれなくて、ゴングと同時にいった。石本さんは後半強いので、早い回で倒せてよかった。これで世界ランキングがもらえると思うので、みなさんと一緒にもっと上のステージにいきたい」と語った。35歳の石本は29勝8KO9敗。

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