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長谷川穂積の後継者、久保隼が4.9世界初挑戦

2017年2月10日 15時27分

 デビュー以来11連勝8KOの快進撃を続けるOPBF・S・バンタム級王者でWBA世界同級9位、久保隼(しゅん、26=真正)が10日、神戸市兵庫区で会見、4月9日にエディオンアリーナ大阪でWBA世界同級王者のネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)に挑戦すると発表した。久保は10日付けでOPBFタイトルの返上届を提出した。試合は関西テレビが放映を予定している。

世界初挑戦が決まった久保(右)と山下会長

 OPBFタイトルを2度防衛している久保は初の世界挑戦。「世界挑戦は早いと思われるが、話が来れば、逃げずにやると決めていた。会長といっしょにがんばり、いつも通りの練習で最高のパフォーマンスを出せるにします。最近はタイトルを守るボクシングをしてしまったが、攻めるボクシングをします」と王座獲得を誓った。

 山下正人・真正ジム会長は「この階級はなかなか世界戦のチャンスがこない。今回チャンスが巡ってきたのでチャレンジする。相手の映像は見ていないが、久保のリーチを生かした相手にとってやりにくいボクシングをさせたい、左ストレートのカウンターで倒せるよう、この2カ月で自信を付けさせる」と語った。

 久保は京都出身で南京都高(現・京都廣学館高)、東洋大でアマキャリアを積み、2013年5月にプロデビュー。サウスポーのボクサータイプで、真正ジムでは昨年12月に引退した元世界3階級王者・長谷川穂積氏の後継者として期待している。

 王者のセルメニョは右ボクサータイプ。09年にWBA世界バンタム級暫定王座を獲得。13年にはWBA世界S・バンタム級暫定王者に就き、暫定ながら2階級制覇したベテラン。昨年6月に中国・北京での王座決定戦で、チャオ・シャオジュン(中国)を12回TKOで破って、現在の王座を獲得。同年9月、12月の防衛戦も中国で勝利している。今回が3度目の防衛戦で、戦績は26勝(15KO)5敗1分け1無効試合。

 当日は日本ミニマム級王座決定戦も行われる。同級1位でWBO12位の小西伶弥(真正)と2位でIBF7位の谷口将隆(ワタナベ)が対戦する。小西は12勝5KO、谷口は6勝4KO。23歳同士のフレッシュな無敗対決だ。

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