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大平剛がスパー打ち上げ、3.1ノックアウトに挑戦

2017年2月21日 19時37分

  3月1日タイのチョンブリーでWBA世界ミニマム級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に挑む同級15位の大平剛(花形)が21日、横浜市内のジムでスパーリングを打ち上げた。

兄の淳さんと最終確認を行う大平

 大平は14年12月のIBF・WBO王座決定戦で高山勝成(仲里)に7回TKO負け、昨年3月にはWBC王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に5回TKOで敗れており、今回が3度目の正直となる。過去2試合の反省を踏まえ、今回はボクシングの幅を広げようとトレーニングに励んだ。

 サウスポーの大平によると、成長のカギは左ストレート。「これまではフック系のパンチに頼りがちだった。日本タイトルまではそういう変則的なスタイルでもよかったが、その先は通用しなかった。今回は左ストレートが打てるようになったことが大きい」。

 昨秋から大相撲の琴奨菊や豪栄道らのトレーニングを指導する小倉義人トレーナーのアドバイスを受け、蹴り足の使い方などを改善。その結果、左ストレートの威力が増し、コンビネーションも出るようになった。「外からがダメなら中から。中からがダメなら外から。攻撃のバリエーションが広がった」と手ごたえを感じている。

 仕上げの3日間は、4月9日に谷口将隆(ワタナベ)と日本ミニマム級王座決定戦を争う日本同級1位、小西伶弥(真正)と計15ラウンドのスパーリングを敢行。馬力のある小西を仮想ノックアウトに見立てて実戦練習を行い、国内での最終調整を終えた。

「3回もチャンスを作ってもらった。この試合が集大成のつもりですべてを出し切りたい」と大平。21日深夜に日本を発ち、決戦の地タイへ乗り込む。

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