April
20
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

21°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > あす日本タイトル同級生対決、中川健太vs船井龍一

あす日本タイトル同級生対決、中川健太vs船井龍一

2017年3月21日 15時25分

 日本S・フライ級タイトルマッチの前日計量が21日、日本ボクシングコミッションで行われ、WBA15位にランクされる王者の中川健太(レイスポーツ)と、挑戦者1位の船井龍一(ワタナベ)がともにリミットの52.1キロであすの試合に進んだ。

中川(左)はV1戦、船井は3度目の王座挑戦だ

 高校の同級生対決として話題を集める今回の一戦。チャンピオンの中川が「ピリピリムードで目も合わさないつもりだったけど、ほのぼのムードになってしまった」と言うように、試合前日は互いに笑顔で言葉をかわした。

 両者は都立港工高の同級生で、先にグローブを握った中川を追うように船井がボクシングをはじめ、2人で高校にボクシング部を作った仲。中川(13勝9KO2敗1分)は04年にプロデビューを果たし、翌年から6年のブランクを作った。この間、05年にデビューした船井(26勝18KO7敗)が試合を重ね、その姿に刺激を受けた中川が復帰を決めたという経緯がある。

 中川は「自分のほうが総合的に劣っている。正直分は悪いと思う」としながら、左を当てるイメージを問われると「できています」と即答。サウスポー・スタイルから繰り出す左の強打を同級生にぶち込み、初防衛を成功させるつもりだ。

 一方の船井は12年にロリー松下(OPBFバンタム級)、16年4月の石田匠(井岡=日本S・フライ級)に挑戦して敗退。3度目のタイトル戦を初めて東京で迎え「気持ち的にゆとりがある」と自信の表情だ。

 挑戦者の立場ながらキャリアで上回る船井は「こんな舞台で中川と戦えるとは思っていなかった。あしたのポイントは気持ちだと思うけど、気持ちは僕のほうが強い。感謝の気持ちをこめて倒したい」と決意表明した。

Related article
関連記事