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訃報 元真闘ジムの佐々木隆雄会長死去

2017年3月24日 10時15分

 元トクホン真闘ジム会長の佐々木隆雄氏が18日、入院先の都内の病院で亡くなった。71歳だった。葬儀は家族葬としてすでに済ませている。

亡くなった佐々木会長、右は教え子の沼田

 佐々木氏は秋田県大曲市(現大仙市)出身。自衛隊でボクシングに親しみ、尾久ボクシング教室、川口ジムでトレーナーを務めた後、東京・荒川区にジム(当初は辰東拳)を設立した。

 熱血指導で選手を鍛え、ジムからは磯上秀一(バンタム級)、小野健治(ストロー級)、山岡正規(バンタム級)、沼田康司(ウェルター、S・ウェルター級)らのチャンピオンを輩出。また所属ジムは異なるがスパイダー根本(フェザー級)、勝間和雄(S・フライ級)らのチャンピオンも佐々木氏に師事して全盛期をともに戦った。

 木村七郎氏の協会長就任時に協会理事となり、現在も続く月間賞選考委員会の初代委員長を務めた。また当時から、死刑判決を受けて獄中から無罪を訴え続けた袴田巌さんの支援活動に業界を代表して取り組み、協会役員を退いた後も、真闘ジムの興行の度に関係者を招いてリングの上から袴田支援を訴え続けた。

 約10年前に不運な事件に遭遇して視力をほぼ完全に失った。しかしその後も選手指導を続け、沼田の王座獲得(2008年)を助けた。真闘ジムは2014年に東日本協会に休会届を提出し活動を停止。佐々木氏はその後も闘病を続けていた。

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