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2017年3月26日日曜日

リナレスお見事、ダウン奪い大差防衛 WBAライト級

 25日(日本時間26日)英国マンチェスターのマンチェスター・アリーナで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチは、王者ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)が前王者アンソニー・クローラ(英)からダウンを奪って大差3-0判定勝ちした。スコアはジャッジ全員が118-109。リナレスは敵地1万3000人観衆の前でタイトルの初防衛に成功した。
 
 
 ちょうど半年ぶりのリマッチ。ガードを高くしてステップを踏むクローラに対し、リナレスは左ジャブを落ち着いて上下にさす。3回からクローラが目に見えてプレッシャーを強めても、ジャブから鋭いアッパーにつなげる得意のコンビネーションで優勢。
 
 クローラは顔を真っ赤にして迫るが、そこにリナレスのコンパクトなアッパー、ボディーフックが入る。クローラにまったく思うようなボクシングをさせず、6回は強烈な右を合わせるなどして、リナレスがグングンと挑戦者を引き離していく。クローラはこの回に左目付近をカット。
 
 7回のリナレスは弧を描くような左アッパーで芸術的なダウンシーンを演出した。へこたれないクローラはそれでも8回再び詰めて出、9回に右クロスを当てる場面もあったが、リナレスはロープを背負いながら右カウンター。そしてすぐさま左ジャブで立て直す。
 
 
 終盤もリナレスが常にポジションを変えながら左ジャブを繰り出し、しつこいクローラをさばく。11回は体を寄せてきた挑戦者に右、右アッパーのダブルを打ち込む。クローラ最後の反撃もしっかりと封じ、KOこそならなかったものの見事アウトポイントしてみせた。
 
 またしても英国リングで印象的な勝利を収めたリナレス(42勝27KO3敗)は「やることはやった。次はアメリカ。最高の相手と、最高のファイトをします」と堂々と語った。タイトル奪還に失敗したクローラ(31勝13KO6敗3分)は「リナレスはすごいチャンピオンだと分かった。距離と間合いを詰められなかった。マンチェスターのみんな、ごめん」とすっかり脱帽していた。Photos:Lawrence Lustig/Matchroom