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前OPBF王者の細川貴之が引退、4.9ラストファイト

2017年3月30日 17時45分

 前OPBF・S・ウェルター級王者、細川貴之(32=六島)は30日、所属ジムで会見し、4月9日に大阪市住吉区民センターでの試合を最後に引退すると発表した。細川は昨年11月、大石豊(31=井岡弘樹)に負傷判定で敗れ、同級王座2度目の防衛に失敗、リベンジを目指していたが、以前痛めた右目の状態が思わしくなく、リングを去ることになった。戦績は28勝9KO11敗5分。

引退を発表した細川(右)と枝川会長

 サウスポーの細川は2002年デビューの同ジム最古参。遅咲きながら2014年、大方の予想を覆して湯場忠志から日本S・ウェルター級王座を奪取した。その後、海外でIBFアジア同級王座に就き、OPBF王座も獲得した。日本王者になった時には後援者から高級車・ベントレーを贈られ、愛車でバイト先のハンバーガーショップに通うなど、愛される人柄だった。

 復帰戦の後、夏に大石への挑戦を決意。3月初めには春場所に大阪入りした大相撲錣山部屋で稽古に参加するなど懸命にトレーニングしていたが、目の調子がいまひとつで、家族もあることから将来を考え、4月9日のタイ人選手との復帰戦をラストファイトと決めた。

 枝川会長は「ジム立ち上げからの選手で、引退は寂しいが、子どももいることだから早く第二の人生に舵を切った方がいい。最後はKOで決めてほしい」と語った。

 細川は「センスのない選手でしたが、3回もベルトを巻くことができ、会長はじめ、みなさんに感謝しています。後援していただいた方々にあいさつしてから、これからのことは考えます」と話し、メインに昇格した引退試合で燃え尽きることを誓った。

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