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あすWBA・S・バンタム級戦、挑戦者の久保隼は好調

2017年4月8日 17時35分

 9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪でゴングのWBA世界S・バンタム級タイトルマッチ12回戦を争う王者、ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)と挑戦者8位、久保隼(27=真正)の前日計量が7日、同市内のホテルで行われた。セルメニョはリミット200グラム・アンダーの55.1キロ、久保は55.2キロでパスした。

この日27歳の誕生日を迎えた久保と王者セルメニョ

 計量を終えた久保は京都からホテルに駆けつけた母知美さん(51)が持参した特製野菜スープを飲み、「あとは明日に備えるだけです。相手もちゃんと体を作ってきたし、自分のボクシングを貫いたらおのずと結果がついてくると思う」と話した。

 久保はこの日が27歳の誕生日。「成人式も参加しなかったし、誕生日や記念日は別に意識したことがないので」と言いながらも、中継する関西テレビから贈られたバースデーケーキには笑顔がこぼれた。

「神戸に持って帰って食べますよ」と言いながらも、1粒イチゴをつまみ、スマホでケーキの写真を撮影。久保は母の特製スープとバースデーケーキパワーで世界の頂点に駆け上がる決意だ。

 なお、アンダーカードで、OPBFライト級タイトルマッチと日本ミニマム級タイトルマッチが行われる。OPBF王者の中谷正義(井岡)、挑戦者12位のゲーオファー・トープアマート(タイ)、日本ミニマム級1位の小西伶弥(真正)、2位の谷口将隆(ワタナベ)の4選手が計量に合格した。

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