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小西伶弥がミニマム級新王者 逆転の判定勝ち

2017年4月9日 14時51分

 日本ミニマム級王座決定戦が9日、エディオンアリーナ大阪のWBA世界S・バンタム級タイトルマッチの前座で行われ、同級1位の小西伶弥(真正)が同2位の谷口将隆(ワタナベ)に10回2-0判定勝ち。前王者で現WBO同級暫定王者・福原辰弥(本田フィットネス)が返上した王座を継いだ。

小西(左)は手数と積極性が功を奏して戴冠

 2014年全日本新人王でデビューから12連勝(5KO)の小西と、元龍谷大主将でデビューから6連勝(4KO)のサウスポー谷口による全勝ホープ対決。小西がWBO12位、谷口がIBF6位と、ともに世界ランキングにも名を連ねている。

 試合はサウスポー谷口がまず優勢に運んだ。3回に左ストレートをカウンター気味に決めると小西の腰が一瞬落ちかける。うまく足を運んで小西をさばきながら左ストレートを差し込む谷口。前半5回を終えて発表された途中採点はジャッジ2者が49-46で谷口を支持していた(もう1者は48-47で小西)。

 小西は6回に偶然のバッティングで右目じりを切るなど苦しい展開ながら、あきらめるどころか後半は一層プレッシングを強化し手数も伸ばす。上体をムーブして防御する谷口も全弾をカバーし続けることはできない。小西の攻勢は続き、9回は左フックを顔面からボディーに連打し、谷口を疲れさせた。

 10回終了のゴングが鳴って発表されたスコアは95-95(原田)、96-94が2者(村瀬、福地)と、際どい点差ながら小西の逆転勝利を示していた。感激の新チャンピオン小西は「相手はアマエリートで、プレッシャーがあった。ポイントは取られてもいいから手数で押し切ろうと思った」と語った。

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