2017年4月13日木曜日

小原佳太が再起戦勝利、吉野修一郎は加藤善孝下す

「ダイヤモンドグローブ」が13日、後楽園ホールで開催され、セミのウェルター級8回戦は、IBF・S・ライト級14位の小原佳太(三迫)がインドネシア・ウェルター級1位ラリー・スィウーに3-0判定勝ち。昨年9月、ロシアでIBF世界挑戦に失敗して以来の試合に勝利した。

 小原は長身でひと回り大きなスィウーに対し、慎重に距離を取りながらジャブ、ボディへの右ストレートを繰り出し、少しずつスィウーを崩していこうという考え。スィウーは手数こそ少ないものの、時折ジャブを合わせたかと思えば、いきなり放つ右には迫力があり、そのたびに会場がどよめいた。

 手数で上回る小原は徐々にピッチを上げ、ポイントをピックアップしていくが、スィウーも右を何度かヒットし、息の抜けない内容。迎えた5回、それまで届かなかった小原のワンツーがきれいに決まり、スィウーが棒立ちに。小原がラッシュしたが、スィウーは回復が早く持ちこたえた。

 小原は6回をボディ攻撃を使って優勢に進めたが、7回はスィウーが右を決めて小原の左目が腫れてきた。8回は小原優勢でフィニッシュした。スコアは77-75、78-74、79-74。 

「ビビりました」と試合を振り返った小原だが「タイトルだったり、世界ランカーだったり、強い相手とバンバンやりたい。もう一度世界をやりたい」としっかりアピールも。戦績は17勝15KO2敗1分。パンチはあったものの待ちのボクシングだったスィウーは24勝20KO8敗。

◇ライト級8回戦
吉野修一郎(三迫)[3-0(77-75、78-75、80-72)]加藤善孝(角海老宝石)
 元トップアマで日本ライト級11位の吉野と元王者加藤の新旧対決。吉野は初回にジャブを機能させ、2回にはワンツーから左ボディのコンビネーションを決めるなど好スタートを切る。加藤は中盤に圧力を強めて反撃に出るが、吉野は足も使って落ち着いてこれに対処。ジャブを軸に、ボディをうまく使ってコンビネーションにつなげ、スイッチも取り入れてパワーのある加藤をコントロールした。

 終盤は加藤が右で迫るシーンもあったが、形勢は逆転せず。最終回の反撃も及ばず、吉野がペースを掌握したままフィニッシュした。栃木・作新学院高時代に高校4冠を獲得している吉野はデビューから4連勝(2KO)。加藤は30勝9KO8敗2分。

◇120ポンド8回戦
益田健太郎(新日本木村)[TKO1回2分35秒]ロメル・オリベロス(比)
 前日本バンタム級王者の益田はゴングと同時にオリベロスを容赦なく攻めてたちまち優位に立ち、左ボディから右を打ち下ろしてオリベロスをキャンバスへ。立ち上がった比人を左ボディで沈めた。ここからオリベロスは奮起したが、益田のワンツーで3度目のダウン。主審がノーカウントで試合を止めた。IBF10位、WBC11位の益田は「次は東洋をやります」とリング上から叫んだ。27勝15KO7敗。なす術がなかったオリベロスは8勝1KO4敗1分。

◇S・フライ級6回戦
かねこたけし(REBOOT)[3-0(59-53×3)]小山内幹(ワタナベ)
 昨年4月にB級デビューした元明治大主将、サウスポーの小山内とかねこは初回から白熱。2回に小山内の左ストレートでかねこがグラついたが、直後の右で小山内がダウン。ここから小山内は激しく追い上げを図ったが、4回にも右を食らって2度目のダウンを喫した。その後も両者がパンチをヒットし合ったが、かねこの右が上回った。かねこは5勝1分。小山内は1勝1敗。