2017年4月25日火曜日

井上岳志が日本SW級新王者、斉藤幸伸丸を7回TKO

 25日後楽園ホール「DANGAN180」のメインイベント、日本S・ウェルター級王座決定戦は、同級2位の井上岳志(ワールドS)が同級1位の斉藤幸伸丸(輪島功一S)に7回1分10秒TKO勝ち。デビューから無敗で、野中悠樹(井岡弘樹)が返上した王座に就いた。

 高校時代に国体で優勝するなどアマで活躍した井上と、これが通算7度目のタイトル挑戦となる叩き上げの斉藤という対照的なキャリアを持つ選手同士の対戦となった。

 まずは初回、井上がいいジャブを放ち先制したかに見えたが、斉藤が右ストレートをきれいに決め、井上のバランスを崩して会場を沸かせる。2回以降は井上が前に出て、斉藤がこれを受ける展開。互いに頭を身体をぶつけあう肉弾戦が繰り広げられ、井上はガードを高く上げてジャブと左ボディブロー、斉藤は右ストレート、左フックを打ち込んでいった。パワーに勝る井上が徐々に斉藤を引き離しにかかる。5回に斉藤はパンチで左目尻をカット。5回終了時の採点は48-47×2、49-46で井上と出た。

井上はデビュー11戦目で無敗のまま王者に

 後半に入ると38歳の斉藤はボディ攻撃が効いてきたのか、動きが落ちてきた。井上はグイグイと斉藤を押し込んで重そうなパンチを打ち込む。斉藤は打ち返しているが、押し込まれているだけに苦しい。7回、福地レフェリーが試合を中断し、斉藤の目の状態をチェック。試合続行不可能と判断し、TKOを宣告した。

 ワールドスポーツジムの男子日本王者は、2011年11月にミニマム級王座を獲得した三田村拓也に続いて2人目。井上は10勝5KO1分。駿台学園高ボクシング部で前日本S・ライト級王者の岡田博喜(角海老宝石)と同級生の井上は「少し近づけたと思う」と語った。またもタイトルに手の届かなかった斉藤は23勝13KO9敗2分。