2017年5月16日火曜日

日本初代ユース王座戦、F級決勝は中谷vs阿久井

 24歳未満の日本王者を決める日本ユース初代王座決定トーナメントの準決勝が16日、後楽園ホールで行われた。注目のフライ級は、日本同級15位の中谷潤人(M.T)と、日本L・フライ級5位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が決勝進出を決めた。日本ボクシングコミッションはこの日の結果を受けて、日本ユース王座を正式に承認するかどうかの判断を下す。

 また、元日本・東洋ミドル級王者、カシアス内藤会長の次男で、前日本S・フェザー級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)を兄に持つ内藤未来(同)が東日本新人王ライト級予選に登場。右アッパーで高原亮(オサム)からダウンを奪い、2回2分22秒TKO勝ちした。デビューから3連勝(2KO)をマーク。

〈日本ユース初代王座決定戦準決勝6回戦〉

◇フライ級
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)[TKO1回1分33秒]大保龍斗(横浜さくら)
 大保がスタートと同時にワンツー、ボディショットを放っていったが、すぐに応戦した阿久井のワンツーの鋭さが目を引いた。右ストレートが1発、2発と大保の顔面をかすめ、ラウンド中盤に放った阿久井のワンツーで大保がバッタリとダウン。ノーカウントでストップとなった。この日の試合でベストとも言えるパフォーマンスを見せた阿久井は11勝7KO1分。大保は9勝2KO4敗1分。

◇フライ級
中谷潤人(M.T)[2-0(58-55×2、57-57)]工藤優雅(マナベ)
 日本フライ級15位のサウスポー、正当派の中谷に対し、工藤は頭を下げて飛び込みざまに右を狙うなど、中谷にとってやりずらいボクシング。中谷は3回に攻勢を強めたが、ここで右をもらい、グローブをキャンバスにタッチしてダウン。工藤は勢いづいて4回は互角の接近戦を演じたが、終盤は中谷が左を上下に打ち込み工藤を突き放した。中谷は12勝9KO無敗。工藤は6勝1KO3敗2分。

◇S・フライ級
山下賢哉(白井・具志堅S)[TKO4回1分56秒]岩井尚斗(森岡)
 日本フライ級11位の山下は2回、手数と出入りで勝負する岩井を打撃戦に引きずり込み、左フックでダウンを奪った。その後は岩井が頭を付けた打ち合いで奮闘したものの、山下が一枚上。アッパー、ボディブローを何発も決めてストップを呼び込んだ。ジム移籍初戦に勝利の山下は10勝7KO3敗。岩井は3勝1KO2敗。

◇S・フェザー級
石井龍誠(伴流)[3-0(60-53×3)]永田翔(アベ)
 スピードのあるサウスポー石井は初回、左ストレートを決めて、永田が大きくバランスを崩すとこれがダウンを判定。石井はその後、一発を狙いすぎて手数は多くなかったが、断続的に左を決め、終盤は試合をワンサイドにした。石井は7勝4KO3敗。前に出たものの徐々に被弾が増えてしまった永田は7勝2KO3敗。

◇フェザー級
小坂烈(真正)[TKO2回1分59秒]佐川遼(三迫)
 東農大出身で国体2位の実績を持ち、昨年12月にプロデビューした佐川が右ストレートを上下に打ち分けて好スタートを切ったかに見えた。しかし小坂が2回、右アッパーを決めると、佐川がフラフラに。小坂はさらに左フックを追撃し、最後は右ストレートで佐川をキャンバスに送りストップとなった。小坂は7勝3KO2敗。佐川は1勝1敗。

◇決勝カード
(8月22日)
フェザー級 溜田剛士(ヨネクラ)vs小坂烈(真正)
S・フェザー級 三瓶数馬(協栄)vs石井龍誠(伴流)
S・フライ級 田之岡条(小熊)vs山下賢哉(白井・具志堅)
ライト級 富岡樹(REBOOT)vs粕谷雄一郎(石川ジム立川)

(8月23日)
フライ級 中谷潤人(M.T)vsユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
バンタム級 中村祐斗(市野)vs武田航(角海老宝石)
S・バンタム級 石田凌太(宮田)vs水野拓哉(松田)