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井上尚弥「次につながる試合を」八重樫東と記者会見

2017年5月19日 12時37分

「ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS」の最終日、21日に有明コロシアムでゴングとなるダブル世界タイトルマッチの記者会見が19日、九段下のホテルグランドパレスで開かれ、大橋ジムの世界王者、WBO・S・フライ級の井上尚弥、IBF・L・フライ級の八重樫東が出席した。

この日も淡々としていた井上(左)とロドリゲス

 これが5度目の防衛戦となる井上だが、記者会見では、早くも2位リカルド・ロドリゲス(米)との試合を飛び越えて、秋にアメリカとも言われる“大きな舞台”に話が及んだ。

大橋会長「イノウエ空港の誕生で勢い」

 井上も「まずは日曜日」としながらも「次につながる大事な試合だと思っているので、全力でアピールしたい」とコメント。大橋秀行会長は「明後日の試合が終わってから交渉に入る」と大きな舞台について明言は避けたが、「ホノルルの空港がイノウエ空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)という名前に変わって勢いがついている。この風に乗って世界の井上になってほしい」と場を盛り上げた。

 減量もすでに「リミットに入っている」という王者は「ボクシングの魅力のすべてを伝えるような試合をして最後を飾りたい」。2日間で名古屋を含めて6つの世界タイトルマッチが国内で開催される中、その大トリをしっかり締める決意だ。

 サングラス姿で登場にロドリゲスは「井上のようなグレートなチャンピオンと試合ができるのは楽しみ。必ず世界チャンピオンになる」と力強く勝利宣言した。

八重樫(左)とメリンド、緊張感が高まってきた

八重樫「ふたを開けてみないとわからない」

 3階級制覇王者の八重樫はこれがIBF王座3度目の防衛戦で、世界タイトルマッチはキャリアを通じて通算13試合目となるが、暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)との一戦には危機感を募らせている。この日も「ふたを開けてみないとわらかない・いろいろなプランを用意してきた。ベストの選択をしたい」と慎重に語った。

 白熱試合が期待される中、八重樫は「僕は勝ったり、負けたりのキャリア。見ているファンの方々には、立ち上がる姿、落ちてもまだいけるんだぞという姿を見てほしいと思う」とも話した。

 日本で王座奪取に燃えるメリンドは「八重樫のファイトスタイルは変わらないと思うし、私も自分のスタイルを持っている。私のような戦術的なファイターに、彼がどう戦うのか楽しみだ」と宣戦布告した。

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